「甲子園」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「甲子園」の意味とは
甲子園とは、兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場の略称、または阪神甲子園球場で開催される高校野球全国大会の通称です。
阪神甲子園球場(以下、甲子園球場)は、主に高校野球全国大会(以下、高校野球)の開催球場または、プロ野球チームの「阪神タイガース」の本拠地として知られています。
全国的に前者のイメージが定着しているため、高校野球そのものの通称として用いられることが多いです。
そのため「甲子園を目指す」と言った場合「高校野球の出場を目指す」というふうに解釈されます。
この記事では主に「甲子園 = 高校野球」の意味で、その概要について説明します。
「甲子園」という地名の由来
甲子園球場は大正13年8月1日に建設されました。
この年の干支が甲子(きのえね)だったため、この名が付けられました。
ちなみに、甲子は十干の初めの「甲」と十二支の初めの「子」が出会う縁起の良い干支と言われています。
また、甲子園の人気にともない、甲子園球場の周辺には「甲子園」の名を冠する町名が複数存在します。
「春の甲子園」と「夏の甲子園」の違いは?
甲子園は、春と夏の年に2回開催されます。
それぞれ「春の甲子園」「夏の甲子園」などと言ったりします。
春の甲子園の正式名称は「選抜高等学校野球大会」と言い、3月下旬から4月上旬にかけて行われます。
夏の甲子園の正式名称は「全国高等学校野球選手権大会」と言い、8月に行われます。
ちなみに主催者も春と夏とで異なります。
春の甲子園の主催は、毎日新聞社と日本高等学校野球連盟です。
一方、夏の甲子園は朝日新聞社と日本高等学校野球連盟によって開催されています。
選抜基準の違い
甲子園は春と夏とで選抜基準・方式が異なっています。
春の甲子園では、各都道府県の高校野球連盟が推薦する学校の中から、各選考枠における基準にのっとって選抜されます。
選考枠は「一般枠」「21世紀枠」「明治神宮枠」の3つの種類に大別されます。
一般枠では、秋季地区大会の成績を中心に考慮して選抜します。
地方別に選別校の数が決まっており、必ずしも全ての都道府県から出場できるとは限りません。
また、明治神宮枠は、明治神宮大会の優勝校のある地域に与えられる特別枠です。
一方、21世紀枠には、「他校の模範となるチーム」「困難を克服したチーム」などといった大会の成績だけでは推し量れない基準が設けられています。
夏の甲子園の選抜方式はいたってシンプルです。
6月中旬から7月下旬にかけて各都道府県で開催される地方大会を勝ち上がった学校だけが出場できます。
そのため、春の甲子園とは異なり1校も出場できない都道府県はありません。
開会式の違い
開会式の様子も春と夏とで異なります。
春の甲子園では、選手入場時の行進曲として毎年ヒット(話題になった)曲が演奏されるのが恒例になっています。
一方、夏の甲子園では「大会行進曲」が選手入場の楽曲として使用されます。
「甲子園」の例文・用例
甲子園を使った例文・用例を紹介します。
●記念に甲子園の土を持ち帰る。
●甲子園で活躍していた選手が、ドラフト一位に指名された。
SNSでの「甲子園」の使われ方
「甲子園」の類義語
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「甲子園」の対義語・反意語
甲子園の対義語・反意語はありませんでした。