「強襲」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「強襲」の意味とは
強襲とは、野球で勢いの強い打球が野手の体の一部に当たって地面に落ちることことです。
強襲が認められると「安打」と記録されます。
「強襲」と「エラー」の違い
前述のとおり強襲は安打の一種です。
そのため「強襲安打」または「強襲ヒット」とも呼称されます。
強襲を安打と判定できるのは、公認野球規則において安打の定義として以下の条件が設けられているからです。
「フェアボールが強すぎるか、または弱すぎたために、野手がその打球を処
理しようとしたがその機会がなくて、打者が安全に一塁に生きた場合(※)」
(※公認野球規則 9.05より引用)
一方、上記のようなシーンにおいて安打ではなく「失策(エラー)」と記録される場合があります。
失策とは、野手または投手のミスが原因によって、打者・走者に余計な進塁を許してしまうことです。
野球では、しばしば強襲と思えるプレーが失策と判定されたり、その逆も発生することがあります。
両者の違いは「緩い打球であればエラー」「グローブを強く弾くような打球なら強襲」というように「打球の強さ」によるものと考えられています。
この違いを見極め、強襲か失策かを決めているのは「記録員」と呼ばれる審査員です。
プロ野球では一試合につき、メインとサブが一名ずつ(計2名)が配置されています。
判定結果は主にスコアボードで確認することができます。
スコアボードには「H(ヒット)「E(エラー)」「Fc(フィルダースチョイス)」の順でランプが並べられています。
記録員が強襲と判断すれば「H」に、失策と判断すれば「E」にランプが点灯します。
「強襲」以外でエラーが記録されない例
強襲以外でも失策と見紛うプレーがあります。
例えば、野手が積極的に捕球を試みようとするも、捕球できなかったり、送球がうまくいかなかったりする場面です。
すなわち通常プレーでは対応するのが難しい打球はヒットと記録されます。
また「フィルダースチョイス」や「故意落球」もエラーと判別が難しいプレーです。
例えば、1塁に送球すればアウトが取れたのに、他の塁に走塁した結果オールセーフになってしまったケースです。
野手の判断ミスが招いた結果と言えますが、上記のケースではフィルダースチョイスが記録されます。
一方、ダブルプレーを狙おうとして本来捕球できる打球を故意に落とした場合は故意落球とみなされる場合もあります。
このようなケースではエラーは記録されず、打者のみアウトとなります。
ちなみに、野手がフライを見失って捕球に失敗した場合、意外にもエラー判定されません。
野手がボールに触れていれば失策扱いとなりますが、触れていない場合はヒットとなります。
「強襲」の例文・用例
強襲を使った例文・用例を紹介します。
●ピッチャー強襲の内野安打が炸裂した。
●強襲安打と思ったが、エラー判定された。
SNSでの「強襲」の使われ方
「強襲」の類義語
強襲の類義語はありませんでした。
「強襲」の対義語・反意語
強襲の対義語・反意語はありませんでした。