「内野安打」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「内野安打」の意味とは
内野安打とは、野球でゴロが内野に留まっている内に打者が一塁に到達することです。
記録上は安打として扱われますが、打者に高い走力が求められることから、このような異名で評価されることが多いです。
打球が内野を飛び出し、外野で処理された場合の呼称は無く、通常の安打とみなされます。
内野安打は基本的に単打(シングルヒット)で収まるケースがほとんどです。
ただし、20年に開催された『パシフィック・リーグ クライマックスシリーズ』において、ソフトバンクの牧原大成がショート前に二塁打を放った事例など、稀に例外も存在します。
ちなみに、内野安打の得意な選手としてイチローが有名です。
メジャーリーグで通算3089本安打を記録したイチローですが、その内の23%は内野安打でした。
「内野安打」を成功させるには
内野安打を成功させるためには、まず打球を一塁から遠い地点に放つのが基本です。
次に、内野手が打球を処理する前に一塁に辿り着かなければならないため、脚の速さを鍛えておく必要があります。
左打者の場合、バッターボックスが一塁により近いため、距離的なアドバンテージがあります。
また、すでに一塁に走者がいる場合、フォースアウトを取られる恐れがあり、内野安打が失敗する可能性を高めます。
「内野安打」と判定されないケース
打球が内野に留まっている内に打者が一塁に辿り着けたとしても、必ずしも「内野安打」と判定されるわけではありません。
例えば、内野手の技術的なミスによって一塁への送球が遅れた場合に、安打は記録されずに野手の失策として扱われます。
ただし、この時に送球の遅延がなくても打者が一塁に進塁できたと審判が判断すれば、安打(内野安打)と評価される場合もあります。
一方、守備側に技術的なミスはなく、他の走者をアウトにするために一塁への送球が遅れた場合は安打にはなりません。
また、内野手が外野まで後退して打球を処理した場合、「安打」と記録されるものの「内野」ではないため「内野安打」とは見なされません。
「内野安打」に関連する最近のニュース
内野安打が話題になった直近のニュースとして、米国メジャーリーグで22年6月4日に行われた「フィラデルフィア・フィリーズ」と「ロサンゼルス・エンゼルス」の試合を挙げることができます。
エンゼルスに所属している大谷翔平は、初回の第1打席で遊ゴロを放ちました。
最初はアウトと判定されたものの、ビデオ判定によって「内野安打」に覆りました。
この試合で大谷は3打席連続の出塁を記録しましたが、残念ながら7-2でエンゼルスの勝利には繋がりませんでした。
「内野安打」の例文・用例
内野安打を使った例文・用例を紹介します。
●俊足の打者が内野安打を決める。
●走者がフォースアウトを貰い内野安打は失敗した。
SNSでの「内野安打」の使われ方
「内野安打」の類義語
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「内野安打」の対義語・反意語
内野安打の対義語・反意語はありませんでした。