「最優秀中継ぎ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「最優秀中継ぎ」の意味とは
最優秀中継ぎとは、日本のプロ野球のシーズンでホールドポイント(HP)を最も多く獲得した選手に与えられるタイトルのことです。
正式名称は「最優秀中継ぎ投手(さいゆうしゅうなかつぎとうしゅ)」で、しばしば「最優秀中継ぎ」というふうに短縮して用いられます。
現在では、セ・パ両リーグで同名のタイトルを同じ受賞条件において授与していますが、表彰が開始された当初、各リーグでタイトル名と受賞条件が異なっていました。
「最優秀中継ぎ」に類するタイトルを授与するようになったのは1996年からです。
当初、セ・リーグでは現在と同じ「最優秀中継ぎ投手」、パ・リーグでは「最多ホールド投手」というタイトル名でした。
また、セ・リーグにおける受賞条件は「リリーフポイント(RP)が最も多い選手」、パ・リーグでは「(旧)ホールド数が最も多い選手」となっていました。
セ・パ両リーグでタイトル名が「最優秀中継ぎ投手」に統一されたのは2002年からです。
そして、2005年から現在の受賞条件である「ホールドポイント(=ホールド数+救援勝利数)」に変更されました。
ちなみに、2021年にセ・リーグで最優秀中継ぎを獲得したのはヤクルトの清水昇選手、パ・リーグは日本ハムの堀瑞輝選手です。
「最優秀中継ぎ」とホールドポイント(HP)
最優秀中継ぎを受賞するためには、シーズンを通して最多ホールドポイントを保有していなければなりません。
ホールドポイントとは、ホールド数に救援勝利数を加えた評価点のことです。
では、ホールドポイントの要素となる「ホールド」や「救援勝利」とはどういう意味なのでしょうか。
どちらも中継ぎ投手を評価するための成績のことです。
ホールドを得るためには、まず前提として以下の要件を満たさなければなりません。
(1)先発投手ではない
(2)勝利投手ではない
(3)敗戦投手ではない
(4)セーブを記録していない
(5)中継ぎで登板している
(6)試合の最後まで投げていない
(7)1アウト取っている
(8)降板後、その投手の失点によって同点、または逆転されていない
これらの要件を満たしたうえで、さらに各状況におけるいずれかの条件をクリアする必要があります。
まず、自チームが勝っている場合における条件は以下の通りです。
・3点以内のリードで登板し、1イニング以上を投げて、リード状態を維持したまま降板
・2本連続で本塁打を打たれたら同点または逆転される状況で登板し、1アウト以上を取る
・点差に関係なくリード時に登板し、3イニング以上投げて降板
また、同点の場合の条件は以下の通りです。
・同点を維持したまま降板
・登板時に自チームが勝ち越した場合、リードを維持したまま降板
次に、救援勝利とは、相手チームに同点またはリードを許している状況で中継ぎ登板後、味方の打線の援護によって勝ち越し・逆転し、その投手が勝利することです。
「最優秀中継ぎ」の例文・用例
最優秀中継ぎを使った例文・用例を紹介します。
●このチームのリリーフ投手は最優秀中継ぎが期待されている
●昨年の最優秀中継ぎ投手が登板する
SNSでの「最優秀中継ぎ」の使われ方
「最優秀中継ぎ」の類義語
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「最優秀中継ぎ」の対義語・反意語
最優秀中継ぎの対義語・反意語はありませんでした。