「四球」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「四球」の意味とは
四球とは、野球でボールが4回カウントされることです。
そもそもボールとは、投球判定の一つでストライクゾーンに入らなかった投球を指します。
ボールが4回カウントされると「四球(しきゅう)」となり、打者は一塁に安全に進める権利を得ます。
進塁先に走者がいる場合は、走者は次の塁へと押し出されます。
四球のポピュラーな呼称として「フォアボール」がありますが、「Four Ball」は和製英語なので注意してください。
四球の正しい英語表現は「Walk」で、打者が一塁まで歩いて行けることから、この名が付けられたと言われています。
一般的に「四球」は紙面など文章上で、「フォアボール」は発話で用いられることが多い印象です。
四球と判定された場合、打者に「四球」、投手に「与四球」が記録されます。
四球が多い打者は選球眼の高さが評価されますが、与四球が多い投手には制球に難ありとの烙印を押されかねません。
「四球」のメリットは?
スリーボールからのボール球を打つか否かは打者の判断に委ねられているため、四球となった場合には「打者は四球を『選択』した」というふうに表現されます。
四球を選択するメリットとして、まず安全に一塁先に進塁できることが挙げられます。
また、打者がボールを打たないことで、投手は続けて球を投げなければならないため、体力が消耗されます。
このように相手の守備力を削ぐ観点から、ボールを選択する場合もあります。
「四球」の歴史
野球の本場として知られるメジャーリーグの発足時には「四球」ではなく「九球」が採用されていました。
しかし、三振によって打者がアウトになるのに対して、九球ではあまりにも投手に有利となるため、「八球」「七球」…という具合に時代とともに減っていき、1889年に現在と同様の「四球」に落ち着きました。
「四球」の記録保持者は?
打者として四球の記録を持っている日本人選手として、まず王貞治を挙げることができます。
「世界のホームラン王」の異名で知られる王ですが、四球の記録もまた日本野球史に残る偉業を成し遂げています。
シーズンにおける四球数のランキングでは、日本プロ野球で1位から4位までを独占しています。
ちなみに1位の記録は1974年の四球数「158」です。
王以外の最高記録は2018年における丸佳浩の「130」で、4位の王の記録と並びます。
通算の記録でも四球数「2390」の王がトップです。
2位の落合博満の記録「1475」と圧倒的な差を付けていますから、その凄まじい選球眼を推察できます。
「四球」の例文・用例
四球を使った例文・用例を紹介します。
●四球を選んで一塁に進んだ。
●フルカウントで四球か、三振かの瀬戸際に立たされる。
SNSでの「四球」の使われ方
「四球」の類義語
四球の類義語は、「フォアボール」です。
フォアボールは四球の別の呼称で、和製英語です。
「四球」の対義語・反意語
四球の対義語・反意語はありませんでした。