「ストッパー」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ストッパー」の意味とは
ストッパーとは、野球で試合の終盤に登板するリリーフピッチャーのことです。
先発ピッチャーの降板後に投げる投手のことを「リリーフピッチャー」と呼び、中でも試合の終盤または最終回に登板するピッチャーを「ストッパー」と言います。
味方がリードしている、あるいは拮抗している場合に、相手の攻撃を止める目的を担っています。
本来、日本プロ野球では完投する先発ピッチャーを高く評価する風潮があり、ストッパーをはじめリリーフピッチャーが注目される機会は滅多にありませんでした。
しかし、昨今では故障のリスクを回避するため、球数制限などの対応が取られるようになり、リリーフピッチャーが登板することが多くなりました。
特に終盤に投げるストッパーは、必然的に勝敗の決め手となるため、チームの中でも能力の高い選手が任命される傾向があります。
「ストッパー」の様々な呼び方
ストッパーには様々な呼称があります。
というのも、そもそも「ストッパー」は和製英語で、海外の野球界では「クローザー(closer)」と呼ばれてるのが一般的です。
日本でも「クローザー」または「抑え(おさえ)」という呼称が用いられることがあります。
また、別の表現として「ファイアマン」や「守護神」があります。
大量の失点を大火事に例え、火消しの任を負うことから「ファイアマン(消防士)」と表現されたり、リードを最後まで守り抜く意から「守護神」と賞賛される場合もあります。
「ストッパー」に関連する記録
リリーフピッチャーが最後まで味方のリードを守り切ることで与えられる記録として「セーブ」があります。
セーブが記録されるには、まず以下の条件を全て満たす必要があります。
・勝利投手ではないこと
・最後に登板していること
・登板中に同点または逆転を許していないこと
・3分の1イニング以上の投球回が記録されていること
さらに、以下の項目のうち最低1つを満たさなければなりません・
・3点以内のリードで登板し、1イニング以上投げていること
・3イニング以上投げていること
・打者2名にホームランを打たれた場合に同点・逆転される状況で登板していること
「ストッパー」以外のリリーフピッチャー
ストッパー以外のリリーフピッチャーとして「中継ぎ(なかつぎ)」を挙げることができます。
中継ぎは、先発ピッチャーとストッパーの間を担当する投手です。
ストッパーに交代するまで試合の局面を維持するための重要な役割を担っています。
一般的に将来ストッパーへの配置が期待されている実力者が任命されることが多いです。
「ストッパー」の例文・用例
ストッパーを使った例文・用例を紹介します。
●試合の行く末はストッパーが握っている。
●守護神と呼び声高いストッパーの投球に注目が集まる。
SNSでの「ストッパー」の使われ方
「ストッパー」の類義語
ストッパーの類義語は、「クローザー」「抑え」です。
どちらもストッパーの別称で、同じ意味です。
「ストッパー」の対義語・反意語
ストッパーの対義語・反意語はありませんでした。