「スライディング」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「スライディング」の意味とは
スライディングとは、野球で出塁・走塁時に地面に擦り付けながら滑り込むことです。
英語では「Sliding」と表記します。
主に攻撃側の走者が「オーバーラン(※1)」や「触球(※2)」「野手との衝突」を避けるために行われます。
(※1オーバーランとは、ベースを超えて走り抜けることです。2、3塁の場合は走り抜けるた後に触球されるとアウトになりますが、1塁はアウトになりません)
(※2触球とは、ボールを所持した野手が走者の身体の一部、または塁に触れること)
一方、スライディング直前まで加速するため、滑り込む際に体の一部を強打したり、人に接触するなどして怪我を負ってしまう場面も少なくありません。
上記のリスクを回避できたとしても、主に臀部や脚部への負担が大きく、粗い砂利のグランドで行うと擦りむいてしまう…なんてことも発生します。
昨今では「スライディングパンツ(スラパン)」と呼ばれる、下半身に余計な摩擦がかからないよう衝撃を緩和してくれるアイテムも出ています。
「スライディング」の種類
スライディングには、大きく分けて以下の2つの種類があります。
・フットファーストスライディング
・ヘッドスライディング
一つずつ説明します。
フットファーストスライディング
「フットファーストスライディング」とは、進行方向に利き足を伸ばしてスライティングする方法のことです。
最もベーシックなスライディングで、別名「ストレートスライディング」としても知られています。
通常、利き足でない方の足は折り曲げ、地面に臀部と太ももを擦り付けるように滑り込みます。
応用技として、フットファーストスライディングで目標の塁に到達した時点で、折り曲げた方の足で身体を起こして、スムーズに塁上に立ち上がる技術もあります。
これを「スタンドアップスライディング」と言い、通常技よりも速さと安全性に優れているため、こちらを基本とする選手も多いです。
ヘッドスライディング
フットファーストスライディングとは逆に、進行方向に頭から滑り込む手法を「ヘッドスライディング」と言います。
別名として「ヘッドファーストスライディング」、または「ヘッスラ」と省略される場合もあります。
フットファーストスライディングよりも骨折や脱臼など重大な怪我に繋がるリスクが高いと言われています。
安全性の観点からイチローや福本豊をはじめ、一部にはこれを忌避する選手もいます。
また、ヘッドスライディング時の負担は成長期の子供に悪影響を及ぼすとして、ボーイズリーグおよび高野連に禁止を呼びかける動きもあります。
「スライディング」の例文・用例
スライディングを使った例文・用例を紹介します。
●スライディングでぎりぎりセーフになった。
●スライディングが失敗して怪我を負った。
SNSでの「スライディング」の使われ方
「スライディング」の類義語
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「スライディング」の対義語・反意語
スライディングの対義語・反意語はありませんでした。