「ボット」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ボット」の意味とは
ボットとは、特定の処理を自動化するためのプログラムのことを指すネット用語です。
「ボット」の特徴
ボットは「ロボット」からとって名付けられた言葉です。
人の手で行うと時間がかかってしまう単純な作業や決まった処理、繰り返し行うタスク等を、ボットを使うと自動で効率的に行うことができます。
「ボット」の種類
ボットには作業内容に種類があるので、いくつかご紹介します。
チャットボット
日常的によく使われるボットのひとつです。
人工知能(AI)が搭載されていると思われがちですが、ほとんどのチャットボットはシナリオに沿って会話を成り立たせている「シナリオ型」になります。
LINEで話しかけるだけで郵便物の再配達ができたり、Twitter上で決まった時間に天気やあるテーマに沿ったセリフを呟くアカウントも、チャットボットというシステムが使われています。
また、SiriやAlexaといった話しかけることで情報を提供してくれたり、家電の操作をしてくれるプログラムも、高度なチャットボットになります。
ゲームにおいてのボット
多くの参加者が一度にプレイできるオンラインゲームや、一人称シューティングというジャンルのゲームでは「ボット」というとAIプレイヤーやNPC(ノンプレイヤーキャラクター)のことを指します。
実際に人が操作しているキャラクターではなく、プログラミングで動いているキャラクターのことです。
クローラ
クローラは、Googleなどの検索エンジンに用いられています。WEBにあるデータを周期的に取得・データベース化するプログラムの名称です。
「ボット」の表現の広がり
ボットはSNSや掲示板といったネットコミュニティで、同じ事しか発言しなかったり、定型文のような会話しかしない相手に向かってツッコミのように使われる場合もあります。
例:
A「いい天気ですね~」
B「そうだな」
~翌日~
A「いい天気ですね~」
B「今日雨だぞ。ボットかよ。」
「ボット」の例文・用例
ボットを使った例文・用例を紹介します。
●わ、今揺れた?!Twitterで地震ボット確認してみよ!地震があると震度や震源の速報をツイートしてくれるんだよ。
●前はここのサイトの問い合わせにかけても繋がらなくて困ってたけど、チャットボットで簡単な応対ならしてくれるようになってすごく便利になったね。
SNSでの「ボット」の使われ方
「ボット」の類義語
ボットの類義語は、「RPA」です。
RPAは「Robotic Process Automation」の略で、指定した作業を自動で行う点はボットと共通しています。
ただ、ボットはプログラミングにより作業を指示するのに対し、RPAは普段パソコン上で操作している手順を覚えさせることで作業の自動化をすることができるという違いがあります。
そのため、プログラミングの知識や技術がなくても導入しやすいというメリットがあります。
「ボット」の対義語・反意語
ボットの対義語は、「手動」です。
ひとつひとつ人の手で行う作業のことです。