「ファクター」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「ファクター」の使われ方

ファクターとは、 ある結果や変化を生じさせる要因、要素という意味です。
意味合いとしては、「原因」を指すというよりも「要素」「要因」を指す言葉です。
「原因」とは、もとになったこと、「要因」とは、結果に影響したことをそれぞれ示しています。

「ファクター」の語源

ファクターの語源は、ラテン語の 「factor」(行為者)です。
ラテン語の「factor」は、何かを行う、作る人や物を指します。
そこから、「何らかのもとになるもの」という意味へと変化をしました。
数学の分野では、1816年頃に使われ始めました。

「ファクター」の使われ方

「ファクター」の使われ方には以下のようなものがあります。

ビジネスでの「ファクター」

ビジネスのシーンでは、『要素』『要因』の意味で使用されます。
「ファクター」単体でも使われることが多くありますが、「ヒューマンファクター」という使い方もされています。
「ヒューマンファクター」は、日本語にした場合「人的要因」と訳されます。
製造や作業の現場や運送業では、人が機械を動かしたり、運転します。
このような場において、人側にある要素をヒューマンファクターと呼びます。
例を挙げると、人的なミスのことを「ヒューマンエラー」と表現しますが、これはヒューマンファクターの負の結果を表した言葉です。

医療業界での「ファクター」

医療の分野でよく使われる言葉は「リスクファクター」です。
日本語に訳すと「危険因子」となり、患者の疾患に関係する要素を指します。
例を挙げると、受動喫煙はがんの危険因子、つまりリスクファクターとなります。

金融業界での「ファクター」

金融業界での「ファクター」の意味は、資産のリスクまたはリターンに影響する要因として使われるが多いです。
「ファクター投資」、「ファクターアナリシス」がそれに当たります。

「ファクター」の例文・用例

ファクターを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●いろいろ検証してきたが、得た知識が新たな商品開発をするためのファクターとなっていくことを確信している。
●今回の失敗について、考えられるファクターはこの3つです。

SNSでの「ファクター」の使われ方

「ファクター」の類義語

ファクターの類義語は、「エレメント」「コンポーネント」です。
「エレメント」の意味は、「要素」「成分」です。
「コンポーネント」の意味は、「構成要素」「部品」です。

「ファクター」の対義語・反意語

ファクターの対義語はありませんが、ファクターを負の意味に限定した言葉として「マイナスファクター」があります。
意味は、「負の要因」です。