「ナンセンス」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ナンセンス」の意味
ナンセンスとは、意味をなさない、バカバカしいという意味で使用される言葉です。
相手の考えや行動に対して否定的なニュアンス言い表す際に使用されます。
「ナンセンス」の表記
ナンセンスは、英語で「nonsense」と表記します。
英語のスペルからも分かるように、「ノンセンス」とも表記でき、そちらを使用する場合もあります。
「ナンセンス」の語源
ナンセンスの語源は、英語「nonsense」です。
「nonsense」は、無意味な言葉、ばかげた言動、ずうずうしい言動、つまらないことなどを意味する名詞です。
nonsense の成り立ちは、単語「sense」に否定の意味がある接頭語「non」がついたものです。
「sense」とは感覚器官、良識、分別ある判断、ある分野の鑑識力などを意味する名詞です。
「ナンセンス」の使用上の注意
ナンセンスに似た言葉に「センスがない」があります。同じく「センス」の否定語に由来しますが、「ナンセンス」と「センスがない」とでは意味が少し異なります。
「センスがない」とは、容姿などが洗練されておらず見劣りするさまを意味します。いわゆる「ダサい」に該当する言葉です。
「ナンセンス」文学
ナンセンスを使った用語の一つに「ナンセンス文学」という言葉があります。
「ナンセンス」文学とは、「意味のないことにより生まれるユーモア」を作り出すことに重きを置いた文学作品のことです。つまり、ユーモアを重視して、常識や倫理的なものを無視した文学です。
文脈的にはおかしくないものの、常識や倫理にとらわれない不自然な物語や、言葉遊びが該当します。
例をあげます。西尾維新の小説「化物語」には、八九寺真宵ちゃんが、主人公阿良々木暦の名前をなんども間違えるやり取りがあります。
「どうかされましたか?アララララ木さん」「ラが二個多いからな」「失礼、噛みました」。
「ムララギさんじゃないですか」「人のことを欲求不満みたいな名前で呼ぶな。僕の名前は阿良々木だ。」「失礼、噛みました」。
このようなユーモアをナンセンス文学といいます。
ビジネスにおける「ナンセンス」
ビジネスシーンでも、 ナンセンスが使われます。
例えば、上司が部下の提案を聞いて、バカバカしいと思った時に「ナンセンスだ!」と言ったりします。
「ナンセンス」の例文・用例
ナンセンスを使った例文・用例を紹介します。
●上司の発言はナンセンスだ。現場をまるでわかっちゃいない。
●ナンセンスなやり取りが多い。
SNSでの「ナンセンス」の使われ方
「ナンセンス」の類義語
ナンセンスの類義語は、「世迷言い言」、「ちんぷんかんぷん」です。
「世迷い言」とは、訳のわからないこと、他人に通じないことをくどくど言うことです。世迷い言には愚痴や不平も含みます。
「ちんぷんかん」とは、言葉や話がまったく通じず、何が何だか、さっぱりわけのわからないことやその様を意味します。語源は、「珍紛漢」です。
「ナンセンス」の対義語・反対語
ナンセンスの対義語はありませんでした。