「プロパー」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「プロパー」の意味とは

プロパーとは、主に「本来の」「適切な」「正規の」「本格的な」などを指すカタカナ語です。
「プロパー」のあとに単語を組み合わせて使われることが多い言葉です。

特にビジネス上で多く使われる、人材について表現する場合は「プロパー」または「プロパー社員」と言い、生え抜きの社員という意味となります。

しかしながら、会社ごとに定義はまちまちです。

主としては「中途入社ではなく、新卒入社社員として在籍の生え抜き社員」「契約社員、派遣社員ではない正社員」「外部からのスタッフではなく、自社の社員」などを指します。

「プロパー」の語源

プロパーの語源は、英語の「proper」です。
「本来の」という意味の言葉です。

「プロパー」の待遇と特徴

プロパー社員と他の社員を比較すると、待遇には以下のような差異があります。

プロパー社員と中途入社社員

基本給に差があります。
また、勤務年数にも差異が生まれるため、退職金にも影響が出ます。

プロパー社員と非正規雇用の社員

雇用契約そのものが違います。
また、非正規の場合は時給計算の場合が多く、契約期間も決まっているため、更新がなければ継続して働くことができません。

プロパー社員と協力会社社員

所属する組織が異なるため一概に差異は言えません。
しかし重要な協議、決定については、プロパー社員が行うことが多いです。

「プロパー」の関連語

「プロパー融資」

銀行が独自に行う融資のことで、信用保証協会を通さず企業に直接融資を行います。
借りる側においてのメリットは保証金が不要である半面、審査に時間がかかるなどのデメリットもあります。

「プロパー商品」

卸業者から小売店に販売される、正規のルートを通った商品の事です。

「プロパーカード」

国際ブランドとしてライセンスを取得したカード会社が発行するカードの事です。
現在はアメリカンエクスプレス、ダイナース、JCBの3社がライセンスを持っています。

「プロパー価格」

「固有の価格」を意味し、値下げをしない「正規の価格」を意味します。
バーゲンなどで値下げして販売したものは「プロパー価格」で販売したことにはなりません。

「プロパー」の例文・用例

プロパーを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●あいつはプロパー社員だから、外部の俺たちよりも待遇いいんだよな。
●うちの会社の愚痴いいたいけど、今ここにはプロパーさんしかいないし…。。

SNSでの「プロパー」の使われ方

「プロパー」の類義語

プロパーの類義語は、「正式」です。
意味は、「決まった通りの正しいやり方」です。

「プロパー」の対義語・反意語

プロパーの対義語は、「セール」「ディスカウント」です。
意味は、「正規ではない値下げされた価格」です。
また、「派遣社員」「契約社員」「中途入社社員」も、プロパー社員ではないという意味では対義語となります。