「ロックダウン」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-09-10

「ロックダウン」の意味とは

ロックダウンとは、緊急事態により建物や特定エリアへの出入り・活動が自由にできなくなるという意味です。

「ロックダウン」の語源

ロックダウンの語源は、英語のlock downです。

囚人の幻獣監獄という意味の単語です。

「ロックダウン」の特徴

各国の政府により、かなり対応が異なるという特徴があります。

海外では地区への出入り禁止や外出禁止と合わせて、違反者には罰金を課す事例が多くあり、かつ期間も数ヶ月と長期に渡ります。

日本は海外ほど強力なロックダウンは難しいと言われており、その理由は憲法に緊急事態条項がないためです。

「ロックダウン」の表現の広がり

日本では、2020年に全世界で新型コロナウイルスが流行した際に東京都の小池都知事が定例会見にて繰り返し発言したことにより、報道機関などで頻繁に使われるようになりました。

小池都知事は東京のロックダウンを行うという趣旨の発言をしていましたが、上述の通り日本でのロックダウンは不可能なため、都民の危機意識を煽るためのものだったと考えられています。

「ロックダウン」の対応

各国の対応はそれぞれで、世界的にも最も厳しいロックダウンを行ったのはインドでした。

インドでのロックダウン

世界最大級のロックダウンを行ったのは、インドでした。

インド政府は入国制限などの水際対策を段階的に強化し、ビザの発行も停止しました。

しかし感染は更に広がり、政府は全土封鎖を強行します。午前7時から午後9時にかけて外出を制限する内容を首相がテレビ会見にて国民に発表、要請しました。

全土封鎖は他国に比べかなり厳しい内容で、公的機関・民間企業・店舗・工場・学校などは原則としてすべて閉鎖され、飛行機・鉄道・道路での移動も停止されました。

また、違反者は警察により厳しく取り締まられました。

結果として、全土封鎖を行ったにも関わらず、感染拡大は止まることなく、4ヶ月も封鎖が続きました。

日本でのロックダウン

日本は法律上、海外のような強力なロックダウンは行えません。

現行憲法に私権を制限できるような内容がなく、国家緊急権が規定されていないという背景があります。

そのため、強行なロックダウンではなく、自粛要請にとどまっています。

つまり、日本において自粛要請を発令するという事は国家レベルで可能な最大限の緊急事態である事を表しています。

「ロックダウン」の例文・用例

ロックダウンを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●新型コロナウイルスの感染拡大により、ロックダウンをした。
ロックダウンは行わないと政府が発表した。

SNSでの「ロックダウン」の使われ方

「ロックダウン」の類義語

ロックダウンの類義語は、ありませんでした。

「ロックダウン」の対義語・反意語

ロックダウンの対義語は、ありませんでした。