「武漢」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「武漢」の意味とは
武漢とは、中国の都市、武漢市のことを指します。
「武漢」の特徴
武漢市は中国の中部にある長江と漢江の合流地点する場所に位置します。
この地域では唯一のメガシティで、人口は約1100万人です。経済の中心地として発展をしています。
「荊州古城」があり、三国志ゆかりの地でもあります。
「武漢」の歴史
長江沿岸であることから、昔から様々な王朝にとって重要な交通の要衝でした。
最初に今の武漢が占める地域に勢力を伸ばした中国の王朝は、商朝という紀元前17世紀頃から紀元前1046年までの王朝で、後に周朝によって滅ぼされます。
商朝が滅びたあと武漢は、周朝の楚王国の領土になりました。
その後、王朝の中央政府に統治されるようになり、重要な港として繁栄していきます。
しかし、漢王朝の後期に天下は乱れ、三国時代に入っていきます。
三国時代の武漢は、孫権の呉の領土にあり、223年に孫権の命令により、黄鶴楼(こうかくろう)が建築されました。
そして、清王朝が第二次アヘン戦争で敗戦し、中国は開国政策を行うこととなり、武漢は貿易・経済において重要な役割を担いました。
武漢はかつて、武昌・漢口・漢陽の3市からなり、それらを総称して武漢三鎮と呼ばれていました。
それらを合わせて一つの都市「武漢市」としたのが1926年です。
「武漢」が注目されたきっかけ
2020年に流行した新型コロナウイルスの発生源と言われ、全世界から注目されることとなりました。
武漢は、病原体不明の肺炎の発生を確認してから、都市封鎖で感染の押さえ込みを試みました。
しかし、感染は全世界に猛スピードで広がりました。
武漢の中でも、海鮮市場周辺やその関係者への感染が多く確認されており、そこが発生源ではないかという推測もあります。
新型コロナウイルスの発生源と言われる武漢華南海鮮卸売市場とは
生鮮食品を主に扱う市場であり、海産物・食肉・野菜などが売られています。
中には野生動物を扱う店もあり、生きた野生動物を販売しており、この野生動物から新型コロナウイルスの感染源とされ非難されました。
中国政府は、野生動物の食肉販売を禁止とし、武漢華南海鮮卸売市場以外の市場は再開をしていますが、武漢華南海鮮卸売市場は今も閉鎖されています。
「武漢」の観光
2020年8月現在、武漢への渡航は制限されていますが、観光名所が多く存在しています。
歴史的建造物も多く、江南三大名楼の一つである黄鶴楼や宝通禅寺があります。
このような歴史的建造物だけではなく、武漢長江大橋や高層ビルの夜景も美しいと有名です。
日本→武漢への行き方
日本から武漢へは直行便があり、所要時間は4時間ほどです。
武漢の空港は武漢天河国際空港です。
2020年8月現在は、渡航制限があり、観光は難しいかもしれません。
「武漢」の例文・用例
武漢を使った例文・用例を紹介します。
●仕事で毎年1回武漢に出張している。
●武漢は中国の経済都市の一つだ。
SNSでの「武漢」の使われ方
「武漢」の類義語
武漢の類義語は、ありませんでした。
「武漢」の対義語・反意語
武漢の対義語は、ありませんでした。