「大同小異(だいどうしょうい)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「大同小異」の意味とは
大同小異(だいどうしょうい)とは、細かい点に違いはあっても、だいたいにおいては同じであることを表す四字熟語です。
「大同小異」の語源
「大同」はだいたい同じであること、「小異」はごくわずかな違いを指します。「大同小異」の故事は、中国の戦国時代に書かれた思想書『荘子』の最後の項目「天下」に登場します。
「大同而与小同異、此之謂小同異。万物畢同畢異、此之謂大同異」がそれです。
この文章を現代語訳すると、「世の中には大同にして小同と異なるものがあり、これを小同異という。この一方で、万物ことごとく同じく、ことごとく異なるものがあり、これを大同異という」となります。
さらに分かりやすく言うと、「小さな部分が同じだったり異なったりしていることを『小同異』と言い、普遍的なものとしては同じだが個別的なものとしては異なることを『大同異』と言う」という意味になります。特に「大同小異」の語源となっている「大同異」の部分に着目すると、「個別で見ればそれぞれ異なって見えるけれど、普遍的な意味では皆同じである」と説いています。
「大同小異」の英語表現
「これらは大同小異だ」を英語で表すと次のような表現になります。
・They are essentially[besically]the same with just a few minor differences.
・They are not much different.
[出典:ジーニアス和英辞典]
「大同小異」の例文・用例
大同小異を使った例文・用例を紹介します。
●彼の考えとあなたの考えは大同小異だ。
●テレビ番組欄しかまともに見ないのだから、どの新聞を購読しても大同小異だろう。
SNSでの「大同小異」の使われ方
「大同小異」の類義語
大同小異の類義語は「五十歩百歩」、「ドングリの背比べ」、「似たり寄ったり」です。いずれも、どちらもそれほど価値が無く大して違わないことを意味します。
「大同小異」の対義語・反意語
大同小異の対義語・反意語は「大異小同」です。細かい点では一致するが、大きな点では全く異なっていることを意味します。