「言語道断(ごんごどうだん)」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「言語道断」の意味とは

言語道断(ごんごどうだん)とは、言葉に表せないほどひどいことを表す四字熟語です。元々否定的な意味はなく、平家物語などでも「言葉で言いようもないほど立派なこと」という意味で使われていましたが、現代では、悪いことをした相手をとがめるときによく用いられ、マイナスのイメージをもつ言葉です。

「言語道断」の語源

「言語」は「言葉」、「道断」は「言うことが断たれる」つまり「言うに堪えないこと」を意味します。元々は仏教の言葉で「奥深い仏教の真理や究極の境地は言葉では言い表せない」という意味からきています。

「言語道断」の英語表現

言語道断を英語で表すと次のような表現になります。

・unspeakable(言葉に出せないほどひどい)
・inexcusable(許しがたい)
[出典:ジーニアス和英辞典]

「言語道断」の例文・用例

言語道断を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●人のものを盗むなんて言語道断だ!
●国民の総意を無視した政策は言語道断だ。

SNSでの「言語道断」の使われ方

「言語道断」の類義語

言語道断の類義語は「とんでもない」、「もってのほか」などです。いずれも「考えられないほどひどいこと」という意味です。
また、四字熟語では「問答無用(もんどむよう)」が似たような意味で使われます。
「問答無用」とは「議論する必要もないほど価値のないこと」を意味します。「問答」とは「一方の質問に対してもう一方が答える」、「無用」とは「いらないこと」を表すため、「問答無用」とは「話し合いはいらない」という意味です。「言語道断」は、とんでもないことだと明確に相手を批判するときに使う表現ですが、「問答無用」は「もはや議論する必要はない」と相手を拒絶するときに用います。

「言語道断」の対義語・反意語

言語道断の対義語・反意語はありませんでした。

四字熟語

Posted by 亜樹南川