「反面教師(はんめんきょうし)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「反面教師」の意味とは
反面教師(はんめんきょうし)とは、悪い見本として反省材料となる人や事柄を表す四字熟語です。
悪い見本ではあるが、その好ましからざる言動や欠点が、見ている人にとってはかえって役立つことを表しています。
「反面教師」の語源
反面教師は、人民に正しい道を教える「正面教師」に対する言葉で、1957年に中国の毛沢東が行った演説に由来しています。毛沢東は、「組織の中に間違った者がいた場合にその者を排除するのではなく、他の者に悪い見本として見せることで、同じような者が出ないように利用する」のが良いとしました。人々が正しい方向に導かれるためには、正面教師だけでなく反面教師も重要であると説いたのです。
「反面教師」の英語表現
反面教師を英語で表すと次のような表現になります。
・negative example(反面教師)
・You should learn from his negative example.(彼を反面教師とすべきだ)
[出典:ジーニアス和英辞典]
「反面教師」の例文・用例
反面教師を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●失敗した先輩を反面教師として、学んでいこう。
●躾の厳しすぎた親を反面教師として子育てしている。
SNSでの「反面教師」の使われ方
「反面教師」の類義語
反面教師の類義語には、「他山の石」などがあります。
「他山の石」とは、「自分の知徳を磨くのに役立つ、他人の誤った言行やつまらない行動のこと」を指します。
「反面教師」の対義語・反意語
反面教師の対義語・反意語には、「手本」や「模範」があります。「手本」や「模範」は、「ならいのっとるべき良い行いや人のこと」を指します。