「八面六臂(はちめんろっぴ)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「八面六臂」の意味とは
八面六臂(はちめんろっぴ)とは、一人で数人分の手腕を発揮したり、あらゆる方面にめざましい働きを示したりすることを表す四字熟語です。
一昔前は「八面六臂の働き」という形で多く使われていましたが、現在は「八面六臂の(大)活躍」という形で使われることが多いです。
「八面六臂」の語源
「八面六臂」は元々仏像を指す言葉で、「8つの顔に6本の腕をもつ仏像のこと」を表します。「面」は「顔」、「臂」は「腕」のことです。これが転じて「多方面で活躍する」という意味になりました。
なお、「一面六臂」、「三面六臂」、「三面八臂」など、複数の「面」と「臂」をもつ仏像は実在しますが、8つの顔と6本の腕をもつ「八面六臂」は実在しません。
「八面六臂」の英語表現
八面六臂を英語で表すと次のような表現になります。
・show great versatility(八面六臂の活躍をする)
[出典:ジーニアス和英辞典]
「八面六臂」の例文・用例
八面六臂を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●彼は八面六臂の活躍をするともっぱらの噂だ。
●八面六臂のご活躍をお祈りします。
SNSでの「八面六臂」の使われ方
「八面六臂」の類義語
八面六臂の類義語は、「三面六臂(さんめんろっぴ)」です。
「三面六臂(さんめんろっぴ)」は、3つの顔と6本の腕をもつ仏像を表し、八面六臂と同様に「多方面で活躍すること」を表します。八面六臂より前から使われていました。「三面」より「八面」の方がさらに多方面を意味することから、後に八面六臂という言葉が生まれました。
「八面六臂」の対義語・反意語
八面六臂の対義語・反意語はありませんでした。