「抱腹絶倒(ほうふくぜっとう)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「抱腹絶倒」の意味とは
抱腹絶倒(ほうふくぜっとう)とは、腹を抱えて大笑いすることを表す四字熟語です。
本来は「棒腹絶倒」と書いており、「捧腹」にも「腹を抱える」という意味がありました。
「抱腹絶倒」の語源
「抱腹」は、腹を抱えること、「絶倒」は、笑い転げることを意味する言葉です。
「抱腹絶倒」の語源は、中国の歴史書である「史記」に記された一つ「列伝」だと言われています。当時は「捧腹絶倒」と表記されていました。
その列伝の内容を見ていきましょう。長安の東の市場で占いをしていた司馬季主(シバキシュ)が、弟子たちを集めて講義していたところ、それを立ち聞きしていた大臣の宗忠(そうちゅう)と賈誼(かぎ)が、並々ならぬ人物だと見抜き、声をかけました。
「優秀な人物なのに、なぜ占い師になったのか」と尋ねたところ、司馬季主は抱腹絶倒し、「高い役職に就き、高い給料をもらうことが聖人、賢者だと勘違いしているのではないか」と説きました。浅はかな考えをしていた大臣2人を、司馬季主は大笑いして非難したということです。
「抱腹絶倒」の英語表現
抱腹絶倒を英語で表すと次のような表現になります。
・laugh one’s head off(抱腹絶倒する)
[出典:ジーニアス和英辞典]
笑いすぎて頭が取れるといった意味を表します。
「抱腹絶倒」の例文・用例
抱腹絶倒を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●抱腹絶倒の喜劇を鑑賞した。
●お笑い芸人の新ネタに抱腹絶倒した。
SNSでの「抱腹絶倒」の使われ方
「抱腹絶倒」の類義語
抱腹絶倒の類義語は「大笑い」や「大爆笑」、「笑い転げる」です。
「抱腹絶倒」の対義語・反意語
抱腹絶倒の対義語・反意語はありませんでした。