「風林火山(ふうりんかざん)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「風林火山」の意味とは
風林火山(ふうりんかざん)とは、いざ動くときは風のように速く、動かない時は林のように静けさを保ち、攻め入るときは火のように激しく、守るときは山のようにどっしりと構えるべきであることを表す四字熟語です。
武田信玄が軍を動かす際の心得として、軍旗に用いた言葉として知られています。広く物事に対処する際の心構えについて表した言葉でもあります。
なお、「風林火山」は井上靖の長編小説やその映画・大河ドラマのタイトルにもなっており、武田信玄に仕えた軍師・山本勘助の生涯を描いた内容となっています。
「風林火山」の語源
「風林火山」は、中国春秋時代の兵法書「孫子」に記された「疾如風 徐如林 侵掠如火 不動如山」という句を略したものであるとされています。これは「疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵(おか)し掠(かす)めること火の如く、動かざること山の如し」と読み下されます。なお、兵法書とは戦争などにおける兵の使い方を解説した書物で、戦争で勝つためにはどのように立ち振る舞えば良いかが書かれています。
「風林火山」の例文・用例
風林火山を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●昨夜のサッカー、ブラジルの試合展開はまるで風林火山のようだったね。
●ビジネスでも風林火山の心構えが大切だ。
SNSでの「風林火山」の使われ方
「風林火山」の類義語
風林火山の類義語は、「臨機応変(りんきおうへん)」や「当意即妙(とういそくみょう)」です。
「臨機応変(りんきおうへん)」は「その場の状況に応じて適切な行動をとること」、「当意即妙(とういそくみょう)」は「即座に機転をきかせて状況に合った対応をすること」を意味します。
「風林火山」の対義語・反意語
風林火山の対義語・反意語はありませんでした。