「一衣帯水(いちいたいすい)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「一衣帯水」の意味とは
一衣帯水(いちいたいすい)とは、一筋の帯のように細い水。転じて、非常に近い距離にある、あるいは、深い関係にあること
を表す四字熟語です。特に、国や地域、人々の関係性を表す際に用いられることが多く、親近感や一体感を強調する言葉として使われます。
「一衣帯水」の語源
「衣帯」は、衣服の帯を意味します。「一衣帯水」という言葉は、中国の南北朝時代、隋の文帝が陳を攻める際に用いた言葉に由来するとされています。文帝は、隋と陳が「一衣帯水」の関係にあることを強調し、陳を救済する義務があると述べました。
「一衣帯水」の英語表現
一衣帯水を英語で表すと次のような表現になります。
・separated only by a narrow strip of water[出典:英辞郎 on the WEB, Weblio英和辞典]
「一衣帯水」の例文・用例
一衣帯水を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●中国と台湾は、一衣帯水の関係にあるが、政治体制の違いから対立が続いている。
●日本と韓国は、一衣帯水の関係にあるが、歴史問題など、解決すべき課題も多い。
SNSでの「一衣帯水」の使われ方
「一衣帯水」の類義語
一衣帯水の類義語には「隣接」(隣り合っていること)や「近接」(非常に近いこと)が挙げられます。
「一衣帯水」の対義語・反意語
一衣帯水の対義語・反意語には「遠隔」(遠く離れていること)、「隔絶」(完全に隔てられていること)、「疎遠」(遠く離れて親しく交わらないこと)が挙げられます。