「偕老同穴(かいろうどうけつ)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「偕老同穴」の意味とは
偕老同穴(かいろうどうけつ)とは、夫婦が仲睦まじく添い遂げることを表す四字熟語です。
なお、カイロウドウケツと呼ばれる海綿動物は、四字熟語の偕老同穴が由来となっています。カイロウドウケツの内部の胃腔には雌雄一対のドウケツエビが共生することから、このように呼ばれています。
「偕老同穴」の語源
偕老同穴は、中国最古の詩集「詩経」にある二つの漢詩を合わせた言葉です。
偕老は「子と偕(とも)に老いん」、同穴は「死すれば則ち穴を同じくせん」という内容の漢詩を表し、前者は「生きているときは共に老い」、後者は「死んでからは同じ墓に入る」ということを意味します。
「偕老同穴」の英語表現
偕老同穴を英語で表すと次のような表現になります。
下記を直訳すると、「死が2人を分かつまで仲睦まじく生きることを誓った」という意味になります。
・We made a pledge to live together happily until death do us part.(私たちは偕老同穴の契りを結んだ)
[出典:ジーニアス和英辞典]
「偕老同穴」の例文・用例
偕老同穴を使った例文・用例を紹介します。
●初デートの場所で偕老同穴の契りを結んだ。
●彼は亡き妻との偕老同穴を全うした。
SNSでの「偕老同穴」の使われ方
「偕老同穴」の類義語
偕老同穴の類義語は「偕老の契り」、「同穴の契り」、「おしどり夫婦」などです。
偕老の契りとは、年老いるまで長く連れそう仲睦まじい夫婦のこと、
同穴の契りとは、夫婦の間の、死んでも一緒にいようという、固い約束のことを指します。
おしどり夫婦は仲睦まじい夫婦のことです。
「偕老同穴」の対義語・反意語
偕老同穴の対義語・反意語は「不俱戴天」(ふぐたいてん)です。「不倶戴天」は
、同じ天の下では共にいられないほど仲が悪いことという意味です。ただし、これは夫婦に限って使われる四字熟語ではありません。