「下意上達(かいじょうたつ)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「下意上達」の意味とは
下意上達(かいじょうたつ)とは、下の者の気持ちや考えが上の者の耳に届くことを表す四字熟語です。企業などの場で「現場から意見を吸い上げて、それをもとに経営者などの上層部が意思決定をすること」という意味で使われたり、政治において「民衆の声が、政権をとっている人に達すること」という意味で使われたりします。
「下意上達」の語源
「下意」は下の者の気持ちや考え、「上達」は上の者に達する、届くという意味を表します。
「下意上達」のメリットとデメリット
現場の従業員や民衆などのリアルな声が上層部に届くことで、商品やサービスの質を向上させやすくなります。また、多様な人から意見が出ることで、新たなアイディアが生まれやすくなるというメリットもあります。ただし、意思決定に時間がかかるというデメリットがあります。
「下意上達」の例文・用例
下意上達を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●下意上達を大切にする社風に魅力を感じて入社を決めた。
●下意上達はメリットばかりともいえない。
SNSでの「下意上達」の使われ方
「下意上達」の類義語
下意上達の類義語は「ボトムアップ(bottom up)」です。下意上達を英語で表したもので、意味は同じです。
「下意上達」の対義語・反意語
下意上達の対義語・反意語は「上意下達(じょういかたつ)」です。上の者や上層部の命令や意向を、下の者に伝えることを意味します。経営者などの上層部が決定権を持ち、その指示に従って現場の従業員が動きます。上意下達は独裁的と捉えられることもありますが、カリスマ性を備えた経営者がいる場合には、業績の大幅な向上につながります。英語では「トップダウン(top down)」が同じ意味を表す言葉です。