「艱難辛苦」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「艱難辛苦」の意味とは
艱難辛苦(かんなんしんく)とは、非常に困難な状況やつらい思いをして、苦しみ悩むことという意味です。
「艱難辛苦」の語源
「艱難辛苦」の語源は、中国の古典「史記」の「項羽本紀」に登場する「艱難汝を玉にす」という句に由来すると言われています。
「艱難汝を玉にす」とは、人々は困難を乗り越えることで、より強く、より立派な人間になるという意味です。
「艱難」は「つらい」「苦しい」「悩む」という意味の「艱」と「難」の2字で構成され、「辛苦」は「つらい苦しみ」という意味を持っています。
つまり、「艱難辛苦」は「非常に困難な状況やつらい思いをして、苦しみ悩むこと」を表しているのです。
「艱難辛苦」の歴史
艱難辛苦という言葉は、紀元前2世紀頃の中国の古典「史記」において、「艱難汝を玉にす」という句が登場しました。
その後平安時代には「源氏物語」の中でに「艱難辛苦の世」という表現が登場します。
江戸時代には俳句や川柳に、そして明治時代には小説や戯曲に「艱難辛苦」という言葉が使われるようになりました。
現代では、日本の一般的な会話や文章で「艱難辛苦」という言葉が使われるようになっています。
「艱難辛苦」の例文・用例
艱難辛苦を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●日々辛いことが続いたあの頃は、まさしく艱難辛苦の人生を歩んでいたと言えるだろう。
●艱難辛苦を乗り越えて成し遂げたことに意味がある。
SNSでの「艱難辛苦」の使われ方
「艱難辛苦」の類義語
艱難辛苦の類義語は、「苦心惨憺(くしんさんたん)」です。
意味は、苦労して苦しみ悩むことです。
「艱難辛苦」の対義語・反意語
艱難辛苦の対義語は、「順風満帆」です。
意味は、思い通りに物事が進み順調なことです。