「花鳥風月(かちょうふうげつ)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「花鳥風月」の意味とは
花鳥風月(かちょうふうげつ)とは、自然の美しい景色。また、それを鑑賞したり材料にして詩歌などを創作したりすることを表す四字熟語です。主に1つ目の「自然の美しい景色」という意味で使われます。
「花鳥風月」の語源
花鳥風月の語源は、室町時代に能を大成した能楽師世阿弥が残した能の理論書である、「風姿花伝」といわれています。その中の一節に、「上職の品々、花鳥風月の事態、いかにもいかにも細かに似すべし」というくだりがあります。その意味は「上品な性質や振る舞いは、能にとって大切なことである」というものです。
ここでの「花鳥風月」は「上品な品格」という意味で使われており、昔から貴族や武家たちの行っていた「自然を鑑賞してそれを詩歌などにする趣のある遊び」に通じるものがあります。後に、現在の主な意味である「自然の美しさ」を指す言葉としても使われるようになりました。
「花鳥風月」の英語表現
花鳥風月を英語で表すと次のような表現になります。
・the beautiful of nature(花鳥風月)[出典:ジーニアス和英辞典]
「花鳥風月」の例文・用例
花鳥風月を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●北海道旅行の醍醐味は何といっても花鳥風月を楽しめることだろう。
●歳を重ねるにつれて花鳥風月を愛でる喜びを感じられるようになった。
SNSでの「花鳥風月」の使われ方
「花鳥風月」の類義語
花鳥風月の類義語は「山紫水明(さんしすいめい)」、「雪月花(せつげつか)」などです。
山紫水明は、山や川など自然の美しさを表す四字熟語です。
雪月花は、四季を代表する冬の雪、秋の月、春の花の良い眺めを表す言葉です。
「花鳥風月」の対義語・反意語
花鳥風月の対義語・反意語はありませんでした。