「乾坤一擲(けんこんいってき)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「乾坤一擲」の意味とは
乾坤一擲(けんこんいってき)とは、運を天にまかせて、大勝負をすることを表す四字熟語です。
「乾坤一擲」の語源
「乾坤」は、天地を表し、「一擲」は、さいころを一回だけ投げて勝負することを表します。「乾坤一擲」は中国の唐の文人・韓愈の詩「鴻溝を過ぐ」で、項羽と劉邦の対決を評して述べた言葉に由来します。劉邦と項羽は戦いの末、鴻溝の地を二分して停戦協定を結んで和解しましたが、その後、劉邦は項羽を追撃して勝利をおさめました。韓愈はこのときの劉邦の大勝利を「誰か君王に馬首を回らすを勧めて、真に一擲を成して乾坤を賭せん」(一体誰がこのような乾坤一擲の決断をさせたのでしょうか)」と表現しています。
このことから、「乾坤一擲」が「天下をかけた大勝負をすること」という意味を指すようになりました。
「乾坤一擲」の英語表現
乾坤一擲を英語で表すと次のような表現になります。
・take an all-or-nothing gamble
・stake everything one have on〜
(乾坤一擲の大勝負をする)[出典:ジーニアス和英辞典]
「乾坤一擲」の例文・用例
✓例文・用例
●乾坤一擲の決断で起業した。
●これは乾坤一擲のプロジェクトなので絶対に気を抜けない。
SNSでの「乾坤一擲」の使われ方
「乾坤一擲」の類義語
乾坤一擲の類義語は、「一擲乾坤(いってきけんこん)」や「一六勝負(いちろくしょうぶ)」です。「一擲乾坤(いってきけんこん)」の意味は乾坤一擲と同じです。
「一六勝負(いちろくしょうぶ)」とは「さいころの目に一が出るか六が出るかをかけてする勝負や運任せの冒険のこと」を指す四字熟語です。
「乾坤一擲」の対義語・反意語
乾坤一擲の対義語・反意語はありませんでした。