「堅忍不抜(けんにんふばつ)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「堅忍不抜」の意味とは
堅忍不抜(けんにんふばつ)とは、どんなことがあっても動じず、我慢強く耐え忍ぶことを表す四字熟語です。
「堅忍不抜」の語源
「堅忍」は意志が極めて強く、我慢強く耐え忍ぶこと、「不抜」はかたくて抜けないことから、何事にも動じないことを表します。「堅忍不抜」は中国の書家である蘇軾(そしょく)の「晁錯論(ちょうそろん)」の中の文章中の言葉に由来しています。「古の大事を立つる者は、唯だに超世の才有るのみならず、亦た必ず堅忍不抜の志あり」という文の中で使われており、「昔に偉業を成し遂げた人は世に卓越した才能があっただけではなく、我慢強く耐え忍んで何事にも動じない志を持っていた」という意味です。
「堅忍不抜」の例文・用例
堅忍不抜を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●3年後の司法試験に向けて堅忍不抜の精神で邁進する。
●壮大なプロジェクトだから堅忍不抜でやり抜かねばならない。
SNSでの「堅忍不抜」の使われ方
「堅忍不抜」の類義語
堅忍不抜の類義語は「不抜之志(ふばつのこころざし)」、「確乎不抜(かっこふばつ)」、「鉄心石腸(てっしんせきちょう)」、「志操堅固(しそうけんご)」、「堅忍持久(けんにんじきゅう)」などです。
不抜之志は何があっても諦めないこと、確乎不抜は意志がかたく、物事に動じないこと、鉄心石腸は意志が鉄や石のようにかたいこと、志操堅固は志をかたく貫き通すさま、堅忍持久は辛さに耐えて、我慢強くもちこたえることを表します。
「堅忍不抜」の対義語・反意語
堅忍不抜の対義語・反意語は「意志薄弱(いしはくじゃく)」や「薄志弱行(はくしじゃっこう)」です。意志薄弱は、自分の意志が弱く、決断力や忍耐力に欠けていること、薄志弱行は意志が弱く、決断力や実行力が乏しいことを表します。