「虎視眈眈(こしたんたん)」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「虎視眈眈」の意味とは

虎視眈眈(こしたんたん)とは、じっとチャンスを狙っている様子を表す四字熟語です。チャンスが訪れるのを待ちながら準備をしている状況や、チャンスが来たら積極的に勝負をしにいく心持ちを表しています。

「虎視眈眈」の語源

「虎視」は「虎が獲物を狙い見ていること」、「眈眈」は「鋭い目つきで獲物を狙う様子」を意味します。この2つが合わさり、「虎が鋭い目つきで獲物を狙っている様子」、転じて「相手の隙を伺って、チャンスが訪れるのを狙っている様子」を表すようになりました。
虎視眈々という言葉は、儒教の経書である五経の1つである『易経』の「顚(さかしま)に頤(やしな)わるるも吉なり。虎視眈眈、その欲逐逐(チクチク)たれば、咎なし。」という一節に由来しています。これは「上の者が下の者に養われることがあっても、虎が獲物を狙うように、チャンスを逃さないように徳を磨こうという欲があれば、差し障りはない。」という意味です。

「虎視眈眈」の英語表現

虎視眈眈を英語で表すと次のような表現になります。

・keep an eye out for a chance to〜(〜するチャンスを虎視眈眈と伺う)[出典:ジーニアス和英辞典]

「虎視眈眈」の例文・用例

虎視眈眈を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●彼女は復讐のタイミングを虎視眈眈と狙っていた。
●出世の機会を虎視眈眈と狙っている。

SNSでの「虎視眈眈」の使われ方

「虎視眈眈」の類義語

虎視眈眈の類義語は「満を持する」や「待ち構える」です。
「満を持する」は「準備を十分にして機会を待つこと」、「待ち構える」は「準備を整えて相手を待つこと」を表します。

「虎視眈眈」の対義語・反意語

虎視眈眈の対義語・反意語は「泰然自若(たいぜんじじゃく)」や「冷静沈着」(れいせいちんちゃく)です。
「泰然自若(たいぜんじじゃく)」は「落ち着いて物事に動じないこと」、「冷静沈着」(れいせいちんちゃく)は「理性的で落ち着いていること」を表します。

四字熟語

Posted by 亜樹南川