「古色蒼然(こしょくそうぜん)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「古色蒼然」の意味とは
古色蒼然(こしょくそうぜん)とは、長い年月が過ぎて、いかにも古びて見える様子。また、古めかしく趣のある様子を表す四字熟語です。
つまり、マイナスなイメージだけでなく、年月を経たからこその趣をプラスに捉えて指す言葉でもあります。
「古色蒼然」の語源
「古色」は古びた色つやや古めかしい趣、「蒼然」は古びて色褪せて見える様子を表します。
「古色蒼然」という言葉は、中国明時代に謝肇淛(しゃちょうせい)によって書かれた随筆集『五雑組―人部三』の「然東京之筆、古色蒼然」(然して東京の筆、古色蒼然たり)という言葉に由来します。『五雑組』は天・地・人・物・事の5部に分けて、著者の読書の心得や、国の歴史や政治、文化などさまざまなテーマについて書かれており、当時の時代考証を行う際にも役立つとして知られています。
「古色蒼然」の英語表現
古色蒼然を英語で表すと次のような表現になります。
・antique-looking(古色蒼然とした)
[例]an antique-looking building(古色蒼然たる建物)
[出典:ジーニアス和英辞典]
「古色蒼然」の例文・用例
古色蒼然を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●京都には毎年来ているが、古色蒼然とした様子を見るといつも心が落ち着き、見飽きないものだ。
●古民家に初めて宿泊したんだけど、古色蒼然とした趣に一目で魅了されたよ。
SNSでの「古色蒼然」の使われ方
「古色蒼然」の類義語
古色蒼然の類義語は「古色古香(こしょくここう)」です。書画・骨董・建築などが古くなり、独特の色と香りを漂わせている様子を意味します。
「古色蒼然」の対義語・反意語
古色蒼然の対義語・反意語はありませんでした。