「効果覿面（こうかてきめん）」とは？意味と例文が３秒でわかる！
「効果覿面」の意味とは
効果覿面（こうかてきめん）とは、都合の良い結果や効き目がすぐに現れるさまを表す四字熟語です。
「効果覿面」の語源
効果覿面の「覿」は見る・示す、それに顔を表す「面」を合わせた「覿面」は目の当たりを意味します。元々は「まともに見る」、「目の当たりにする（目の前で実際に見る）」という意味の仏教語で、弟子や修行僧が高位の師と会うことに対して用いていました。
「効果」に「目の当たり」を意味する「覿面」を合わせて、「効果が目の当たりにある」つまり「効果が目前に現れる」、「即座に効き目が現れる」ということを意味するようになりました。
「効果覿面」の英語表現
効果覿面を英語で表すと次のような表現になります。
いずれも「即座の」（immediate）、「すぐに」（immediately）という言葉を用いて表しています。
・have an immediate effect on～（～に効果覿面だ）
・give immediate relief for～（～に効果覿面だ）
・～work immediately（～は効果覿面だ）
［出典：小学館 プログレッシブ和英中辞典］
「効果覿面」の例文・用例
効果覿面を使った例文・用例を紹介します。
●この薬は喉が痛いときには効果覿面だ。
●ベランダに溜まっていた水たまりを掃除したら効果覿面、蚊が少なくなった。
SNSでの「効果覿面」の使われ方
「効果覿面」の類義語
効果覿面の類義語は「天罰覿面」（てんばつてきめん）や「効果抜群（こうかばつぐん）」です。悪事に対しすぐに天罰が下ることを意味します。天罰覿面は効果覿面とは異なり、良い結果や効能に対しては使われません。また、「効果抜群」は効果覿面とは異なり、すぐに効果が現れるとは限りませんが、効き目が特に強いというときに使う言葉です。
「効果覿面」の対義語・反意語
効果覿面の対義語・反意語は「無効」です。効果が全く現れないときに使う言葉です。無効は、効果が早く現れるかどうかではなく、そもそも現れないときに使う言葉なので、効果抜群に対する対義語とも言えます。