「荒唐無稽(こうとうむけい)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「荒唐無稽」の意味とは
荒唐無稽(こうとうむけい)とは、言うことに根拠がなく、でたらめであることを表す四字熟語です。「荒唐」は中身がなくでたらめなこと、「無稽」は根拠がないことを指します。
「荒唐無稽」の語源
「荒唐無稽」の「荒唐」は、中国の思想家である荘子の著書「荘子」の中に出てくる言葉で、元々は「果てしなく広大なこと」という良い意味として使われました。「無稽」は中国の歴史書である「書経」の中に出てくる言葉で、元から「でたらめで根拠がない」という批判的な使われ方をしていました。このように別の書物に由来する「荒唐」と「無稽」が合わさり、日本では「荒唐無稽」と言う四字熟語として使われるようになりました。
「荒唐無稽」の英語表現
荒唐無稽を英語で表すと次のような表現になります。
・fantastic(現実離れした)
・absurd(ばかげた)
[出典:ジーニアス和英辞典]
「荒唐無稽」の例文・用例
荒唐無稽を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●彼女の計画はまったく荒唐無稽に聞こえた。
●彼はいつも荒唐無稽な発言ばかりする。
SNSでの「荒唐無稽」の使われ方
「荒唐無稽」の類義語
荒唐無稽の類義語は、「無稽荒唐(むけいこうとう)」、「荒唐不稽(こうとうふけい)」、「奇異荒唐(きいこうとう)」、です。
「無稽荒唐(むけいこうとう)」、「荒唐不稽(こうとうふけい)」の意味は荒唐無稽と同じです。
「奇異荒唐(きいこうとう)」は「根拠がなくとんでもないこと」を表す四字熟語です。
「荒唐無稽」の対義語・反意語
荒唐無稽の対義語・反意語は「現実主義」です。
「現実主義」は、「現実的なものを最も重視する態度」を表す四字熟語です。