「乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「乱暴狼藉」の意味とは
乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)とは、ひどく暴れたり無法な行為をはたらいたりして、他人に迷惑をかけることを表す四字熟語です。「濫妨狼藉」と書くこともあります。
「乱暴狼藉」の語源
「乱暴」と「狼藉」はともに、乱暴なことや無法な行為を表す言葉です。「乱暴」は話し言葉として、「狼藉」は文章の中で使われることの多い言い方です。「乱暴」と「狼藉」、同様の意味合いの言葉を2つ重ねることで、強調した表現となっています。
なお、「狼藉」は中国の通史『史記 滑稽列伝』に由来する漢語で、「狼」と、「敷く」や「踏む」を意味する「藉」を合わせた言葉です。狼が寝床の草を踏み荒らして寝る習性があることから、「多くのものが散らかり、秩序なく入り乱れるさま」という意味で使われていました。「狼藉」という単語が日本語として浸透していく中で、元の意味が転じて「無法な態度や行為をすること」や「乱暴をはたらくこと」を意味するようになりました。
現在も、四字熟語としてではなく「狼藉」単体では、本来の「多くのものが散らかり、秩序なく入り乱れるさま」という意味でも使われています。
「乱暴狼藉」の例文・用例
乱暴狼藉を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●元夫はお酒が入ると乱暴狼藉で、家族全員が困り果てていた。
●どんな事情があっても乱暴狼藉は決して許されない。
SNSでの「乱暴狼藉」の使われ方
「乱暴狼藉」の類義語
乱暴狼藉の類義語は、四字熟語では「落花狼藉(らっかろうぜき)」が挙げられます。考えもなしに暴れることや、女性に乱暴な行為をすることも意味します。四字熟語以外の類義語としては、「乱暴」、「暴力」、「横暴」、「暴行」などが挙げられます。
「乱暴狼藉」の対義語・反意語
乱暴狼藉の対義語・反意語はありませんでした。