「竜頭蛇尾(りゅうとうだび)」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「竜頭蛇尾」の意味とは

竜頭蛇尾(りゅうとうだび)とは、物事の始めは勢いよくスタートするものの、終わりに向かってだんだんと勢いを失い、尻つぼみになってしまう様子

を意味する四字熟語です。まるで竜のような立派な頭を持ちながら、蛇のような細い尾をしていることを表します。

計画や目標を達成する上で、最初の意気込みを最後まで維持できないことや、途中で挫折してしまうことを意味する場合が多く、主に否定的な意味で使われます。個人や組織のプロジェクト、目標達成、または作品制作など、様々な場面で用いられます。

「竜頭蛇尾」の語源


「竜頭」は竜の頭を表し、力強さ、勢いの象徴です。「蛇尾」は蛇の尾を表し、弱さ、力不足の象徴です。それらを合わせて、「竜頭蛇尾」は、文字通り「竜の頭で蛇の尾」という意味を持ちます。竜は力強く堂々とした姿をしているのに対し、蛇は細く弱々しいことから、始めは力強く勢いがあるのに、終わってみると力不足で物足りない、といった様子を比喩的に表現しています。

「竜頭蛇尾」の英語表現


竜頭蛇尾を英語で表すと次のような表現になります。

・go up like a rocket but come down like a stick(ロケットのように上がるが棒切れのにょうになって落ちてくる)
[出典:ジーニアス和英辞典]

「竜頭蛇尾」の例文・用例

竜頭蛇尾を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●このプロジェクトは、最初は意欲的に取り組んでいたのに、結局竜頭蛇尾に終わってしまった。
●彼は、いつも目標を立てても竜頭蛇尾に終わってしまう。

SNSでの「竜頭蛇尾」の使われ方

「竜頭蛇尾」の類義語

竜頭蛇尾の類義語は「頭でっかち尻つぼみ[頭でっかち尻すぼみ]」、「虎頭蛇尾(ことうだび)」です。いずれも意味はほぼ同じです。
似たような意味としては、「尻切れトンボ」や「中途半端」があります。尻切れトンボとは始めがあって終わりがないこと、中途半端は物事が不完全で未完成なさまを表す言葉です。

「竜頭蛇尾」の対義語・反意語

竜頭蛇尾の対義語・反意語は「完遂する」です。最後までやり遂げる、という意味です。

四字熟語

Posted by 亜樹南川