「片言隻語(へんげんせきご)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「片言隻語」の意味とは
片言隻語(へんげんせきご)とは、わずかな言葉
を表す四字熟語です。会話の断片や、不完全な情報、あるいは、言葉足らずな状態などを表現する際に用いられます。
「片言隻語」は、文学作品において、登場人物の心理状態や、物語の雰囲気を表現するために効果的に用いられます。例えば、主人公がショックを受けて言葉が出ない場面や、謎めいた人物がヒントとなる言葉をわずかに漏らす場面などです。
「片言隻語」の語源
「片言」は、言葉の一部、または不完全な言葉、「隻語」は、1つの言葉、またはわずかな言葉という意味です。この2つの言葉を組み合わせることで、「わずかな言葉」というニュアンスが強調されます。
この四字熟語は、中国の晋代の詩人で官吏でもあった陸機(りくき)の文章に「片言隻字」という形で初めて登場したとされています。
「片言隻語」の英語表現
片言隻語を英語で表すと次のような表現になります。
・a few words, a smattering of words(英辞郎 on the WEB)
・a few words, a smattering of words(Weblio英和辞典)
「片言隻語」の例文・用例
片言隻語を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●彼女は、悲しみを片言隻語でしか表現できなかった。
●彼は、興奮して片言隻語で事件のことを話した。
SNSでの「片言隻語」の使われ方
「片言隻語」の類義語
片言隻語の類義語は「断片」(部分的に切り取られたもの)や「断章」(文章の一部)です。
「片言隻語」の対義語・反意語
片言隻語の対義語・反意語は「詳細な」(細かく説明されたこと)、「完全な」(欠けているところが何もないこと)、「流暢な」(滑らかに言葉が流れること)です。