「四面楚歌(しめんそか)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「四面楚歌」の意味とは
四面楚歌(しめんそか)とは、周囲すべてが敵や反対者で、孤立し、味方や賛同者が全くいない状態を表す四字熟語です。
「四面楚歌」の語源
四面楚歌は、中国前漢時代の史書「史記」の故事に由来する四字熟語です。
その内容は、楚国の項羽が垓下(がいか)という場所に追い詰められたとき、夜更けに四面を囲む漢軍が楚の国の歌を歌うのを聞き、楚の兵たちが漢に降伏したと思い絶望したと嘆いたというものです。
漢軍に囲まれている状況では普通、周囲から聞こえてくるのは漢の歌になるはずですが、漢の劉邦の策略で、敢えて漢ではなく楚の歌を歌い、漢軍には降伏した楚の兵士がたくさんいると知らせることで
戦意を喪失させたというものでした。
「四面楚歌」の英語表現
四面楚歌を英語で表すと次のような表現になります。
・be surrounded by enemies on all sides(四面楚歌の状態である)
[出典:ジーニアス和英辞典]
「四面楚歌」の例文・用例
四面楚歌を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●今日の会議では唯一の味方だった君が欠席だったから四面楚歌の状況に追い込まれてしまったよ。
●彼の余計な一言が四面楚歌の状況を作り出した。
SNSでの「四面楚歌」の使われ方
「四面楚歌」の類義語
四面楚歌の類義語は「孤立無援(こりつむえん)」や「孤軍奮闘(こぐんふんとう)」です。
「孤立無援(こりつむえん)」は「頼るものがなく、ひとりぼっちで助けのないさま」、「孤軍奮闘(こぐんふんとう)」は「支援する者がない中、一人で懸命に戦うこと」を意味します。
「四面楚歌」の対義語・反意語
四面楚歌の対義語・反意語はありませんでした。