「白川夜舟(しらかわよふね)」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「白川夜舟」の意味とは

白川夜舟(しらかわよふね)とは、深い眠りについて何も知らない様子、あるいは知ったかぶりをしている様子

を表す四字熟語です。危機感や警戒心をなくして油断している様子を表す際にも用いられます。また、状況を面白おかしく表現する際にも用いられます。

「白川夜舟」の語源


この四字熟語は、京都の白川という地名に由来する逸話から生まれました。この逸話では、京都を訪れた人が白川について尋ねられ、「白川」を川の名前と勘違いし、「夜に船で通り過ぎたのでよく知らない」と答えたというものです。この話から、何も知らないのに知ったかぶりをしている様子を「白川夜船」と呼ぶようになったと言われています。

「白川夜舟」の英語表現


白川夜舟を英語で表すと次のような表現になります。

・be fast asleep(白河夜船である)
[出典:Weblio和英辞典]

「白川夜舟」の例文・用例

白川夜舟を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●あの男は、歴史について聞かれると何でも知っているような顔をするが、実際は白川夜舟だ。
●試験前はいつも徹夜で勉強していたが、本番は緊張しすぎて白川夜舟になってしまった。

SNSでの「白川夜舟」の使われ方

「白川夜舟」の類義語

白川夜舟の類義語は「眠りこける」や「知ったかぶり」です。
「眠りこける」はすっかり眠ってしまうこと、「知ったかぶり」は何も知らないのに知っているような顔をすることを表す言葉です。

「白川夜舟」の対義語・反意語

白川夜舟の対義語・反意語は「輾転反側(てんてんはんそく)」や「博学広才(はくがくこうさい)」です。「輾転反側」とは、思い悩んで眠られないさま、「博学広才」とは、広く学問に通じていて、多くの事を知っていることを表す四字熟語です。

四字熟語

Posted by 亜樹南川