「舌先三寸(したさきさんずん)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「舌先三寸」の意味とは
舌先三寸(したさきさんずん)とは、口先だけの誠実さに欠ける言い方でうまく相手をあしらい、騙したり、言いくるめたりすること。
また、その言葉を表す四字熟語です。「口先だけで」という意味から、口先三寸と言う人が多い言葉ですが、これは誤りです。
「舌先三寸」の語源
「三寸は短い」という認識から、「小さな舌でうわべだけの話をする」、という意味が生まれたとする説があります。ただ、三寸は約9cmなので、日本人の舌の長さの平均(約7cm)と比べると短いとはいえません。しかし、「一寸法師」や「一寸の虫にも五分の魂」などのように「寸」は昔から小さなもののたとえとして用いられてきたことから、いつの間にか「三寸」も小さなものとして捉えられるようになってしまったと言われています。
一方、「三寸は一般的な舌より長い舌である」として、「長い舌はおしゃべりである」という説もあります。
「舌先三寸」の英語表現
舌先三寸を英語で表すと次のような表現になります。
・by a glib tongue(舌先三寸で)
[出典:ジーニアス和英辞典]
「舌先三寸」の例文・用例
舌先三寸を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●オレオレ詐欺は舌先三寸の猛者が揃っているので、相手にしないですぐに電話を切るのが一番だ。
●営業の舌先三寸の言葉に惑わされて、うっかり高い値段で買わされそうになった。
SNSでの「舌先三寸」の使われ方
「舌先三寸」の類義語
舌先三寸の類義語は「舌三寸」や「巧言令色(こうげんれいしょく)」です。
舌三寸は、舌先三寸と同じ意味です。
巧言令色は「口先だけでうまいことを言ったり、うわべだけ愛想よくとりつくろったりすること」を意味する四字熟語です。
「舌先三寸」の対義語・反意語
舌先三寸の対義語・反意語はありませんでした。