「朝令暮改(ちょうれいぼかい)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「朝令暮改」の意味とは
朝令暮改(ちょうれいぼかい)とは、朝に出した命令が、夕方には改められること。転じて、命令や政令などが頻繁に変更されて、一定しないことを表す四字熟語です。
「朝令暮改」の語源
「朝令」は、朝に出された命令を意味します。「暮改」は、夕方改められることを意味します。
「朝令暮改」の出典は、中国の古典書『荀子』にみられる「朝令夕改」という表現です。これは、朝に出された命令が、夕方には改められることを意味しています。
日本では、江戸時代の儒学者・荻生徂徠の著書『大学章句』に「朝令暮改」という表現が見られます。こちらも、朝に出された命令が、夕方には改められることを意味しています。
「朝令暮改」の英語表現
朝令暮改を英語で表すと次のような表現になります。
・inconsistent orders(『ジーニアス英和辞典』)
・unreliable orders(『ウィズダム英和辞典』)
・constantly changing orders(『ランダムハウス英和大辞典』)
これらの表現は、いずれも「一定しない命令」という意味を持ちます。
[出典:ジーニアス和英辞典]
「朝令暮改」の例文・用例
朝令暮改を使った例文・用例を紹介します。
●朝令暮改の教育方針は、子どもたちの学習意欲の低下につながる。
●朝令暮改で申し訳ないのですが、ご了承ください。
SNSでの「朝令暮改」の使われ方
「朝令暮改」の類義語
朝令暮改の類義語は「二転三転(にてんさんてん)」です。二転三転とは、「物事の方針や方向がくるくると変わり、なかなか定まらないこと」を表す四字熟語です。
「朝令暮改」の対義語・反意語
朝令暮改の対義語・反意語は「終始一貫(しゅうしいっかん)」、「首尾一貫(しゅびいっかん)」、「徹頭徹尾(てっとうてつび)」です。終始一貫は「始めから終わりまで変わらないこと」、首尾一貫は「態度や考え方を始めから終わりまで貫くこと」、徹頭徹尾は「始めから終わりまで、あくまで同じ姿勢を通すこと」を意味する四字熟語です。