「一意専心(いちいせんしん)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「一意専心」の意味とは
一意専心(いちいせんしん)とは、他のことに心を奪われず、一つのことに集中して取り組む様子
を表す四字熟語です。
勉強、仕事、スポーツなど、様々な場面で使うことができます。
「一意専心」の語源
「一意」は、ひたすら一つのことに心を注ぐこと、「専心」は、心をそのことに集中して熱心に行うことです。
「一意専心」は、中国の古典『管子』に由来すると言われています。「四体既に正しく、血気既に静かにして、意を一にし心を摶(もっぱ)らにし、耳目、淫(いん)せざれば、遠しと雖(いえど)も近きが若(ごと)し」と訓読みされる文章の中に「意を一にし心を摶(もっぱ)らにし」、つまり『一意摶心』が書かれています。ここでは「もっぱら」の字は専ではなく「摶(セン)」の字が使われています。これを口語訳すると、「四体が健全で、体内の血気が安静であり、意を一つに集中し心を専一にして、耳や目の感覚器官が乱されなければ、遠くにあるものでも、身近にあるもののように明確に得ることが出来るのである」という意味です。
「一意専心」の英語表現
一意専心を英語で表すと次のような表現になります。
・single-mindedly(一意専心、一心不乱に)[出典:ジーニアス英和辞典]
・wholeheartedly(全身全霊で、一意専心)[出典:リーダーズ英和辞典]
「一意専心」の例文・用例
一意専心を使った例文・用例を紹介します。
●受験勉強に一意専心に取り組む。
●彼は一意専心で研究に打ち込んできた。
SNSでの「一意専心」の使われ方
「一意専心」の類義語
一意専心の類義語は「一心不乱(いっしんふらん)」です。何か一つのことに心を集中して、他のことに心を奪われないさまを表す四字熟語で、意味はほとんど同じです。一心不乱は元々仏教用語でした。
「一意専心」の対義語・反意語
一意専心の対義語・反意語はありませんでした。