「余裕綽綽(よゆうしゃくしゃく)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「余裕綽綽」の意味とは
余裕綽綽(よゆうしゃくしゃく)とは、ゆったりと落ち着き払ったさまを表す四字熟語です。
「余裕綽綽」の語源
余裕綽々の「余裕」は、焦らずゆったりとしていること、「綽綽」は気持ちにゆとりがあり、落ち着いていることを意味します。この言葉は中国の思想書「孟子」に由来しています。孟子の中に、「豈に綽綽然として余裕有らざんや」という言葉があり、「人の進退は余裕綽々である」ということを意味しています。
「余裕綽綽」の英語表現
余裕綽綽を英語で表すと次のような表現になります。
calmは「冷静な」、confidentは「自信がある、自信に満ちた」、composedは「落ち着いた」を意味する形容詞です。
・calm and confident(composed)
[出典:ジーニアス和英辞典]
「余裕綽綽」の例文・用例
余裕綽綽を使った例文・用例を紹介します。
●初舞台にも関わらず余裕綽綽としている。
●いつも余裕綽綽としている彼女が珍しく緊張しているように見えるね。
SNSでの「余裕綽綽」の使われ方
「余裕綽綽」の類義語
余裕綽綽の類義語は「泰然自若(たいぜんじじゃく)」、「冷静沈着(れいせいちんちゃく)」、「言笑自若(げんしょうじじゃく)」、「神色自若(しんしょくじじゃく)」です。
「泰然自若」は、緊迫した状況にあっても常に落ち着き払っていて冷静なさま、「冷静沈着」は、落ち着いていて同様しないさま、
「言笑自若」は、落ち着いていて、どんなことがあっても動じないさま、
「神色自若」は、大事にあっても顔色を変えず落ち着いているさまを表します。
「余裕綽綽」の対義語・反意語
余裕綽綽の対義語・反意語は「右往左往(うおうさおう)」や「周章狼狽(しゅうしょうろうばい)」です。「右往左往」は、状況を把握することができなかったり、突然の出来事が発生したりして混乱し、慌てふためいてうろうろすること、「周章狼狽」は、大いに慌て、うろたえることを意味します。