「油断大敵(ゆだんたいてき)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「油断大敵」の意味とは
油断大敵(ゆだんたいてき)とは、油断は物事の失敗の原因となるので大きな敵であり、気をつけるべきであることを表す四字熟語です。
「油断大敵」の語源
油断大敵の由来は、一説によると、原始仏教の経典「北本涅槃経」(ほくほんねはんぎょう)にあるといわれています。昔、ある王が家臣に油がいっぱいに入った鉢を持たせて宮殿の中を歩かせ、油を一滴でもこぼせば命を絶つと命じて、刀を持った者を後ろから付いていかせたことから、「注意を怠ると命取りになる」の意味になりました。
「油断大敵」の英語表現
油断大敵を英語で表すと次のような表現になります。
・Carelessness is our greatest enemy.
・Overconfidence is our greatest enemy.[出典:小学館 プログレッシブ和英中辞典]
前者は「不注意は大きな敵である」、後者は「自信過剰は大きな敵である」といった意味合いとなります。
「油断大敵」の例文・用例
油断大敵を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●通い慣れた道でも帰りは暗いから十分注意しなさいね。油断大敵よ。
●対戦チームは弱小と言われているからって油断大敵だよ。力を抜きすぎると負けてしまうよ。
SNSでの「油断大敵」の使われ方
「油断大敵」の類義語
油断大敵の類義語は、「油断は禁物」です。「油断してはいけない」と禁止し、油断して失敗を招くことを戒める言葉です。注意を促す油断大敵以上に、禁止するニュアンスの強い言葉です。
また、油断強敵(ゆだんきょうてき・ゆだんごうてき)もまた類義語です。意味は油断大敵と同じです。
「油断大敵」の対義語・反意語
油断大敵の対義語・反意語はありませんでした。