「是是非非(ぜぜひひ)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「是是非非」の意味とは
是是非非(ぜぜひひ)とは、正しいものは正しい、正しくないものは正しくないと認め、道理によって公正に物事を判断することを表す四字熟語です。
「是是非非」の語源
「是是非非」は、中国の儒家書『荀子(じゅんし)』の「修身」という章にある次の一節が語源となっています。「是を是とし、非を非とすることを智とし、是を非とし、非を是とすることを愚という」という内容で、「よいことはよいと言い、悪いことを悪いと言うのが智慧のある人だ。悪いだと思っているのによいですね、と言ったり、よいと思っているのに悪いと言ったりすることは愚か者がすることだ」という意味を表します。
「是是非非」の英語表現
是是非非を英語で表すと次のような表現になります。
・deal with matters fairly(是是非非で事に当たる)
[出典:ジーニアス和英辞典]
「是是非非」の例文・用例
是是非非を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●君の置かれた立場にとらわれず、是是非非で意見を聞かせてもらいたい。
●是是非非で議論していかなければ意味がない。
SNSでの「是是非非」の使われ方
「是是非非」の類義語
是是非非の類義語は「公明正大(こうめいせいだい)」や「公平無私(こうへいむし)」です。
公明正大は、私心をさしはさまず、公正に事を行うことを表す四字熟語です。
公平無私は、私的な感情や利益を交えない様子を表す四字熟語です。
「是是非非」の対義語・反意語
是是非非の対義語・反意語は「不正不公(ふせいふこう)」や「専断偏頗(せんだんへんぱ)」です。
不正不公は、正しくない上に不公平なことを表す四字熟語です。
専断偏頗は、勝手に正しいと思い込み、考えが偏っている様子を表す四字熟語です。