「排便」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「排便」の意味とは
排便とは、便を体外に排泄するという意味です。
「排便」の概要
便(大便)とは、食べた物の中で消化しきれなかったカスや水分、腸内細菌、毒素などで構成されたもので、適切に体外に排泄する必要があります。
成人である日本人の排便回数は週平均で7回ほどとなっていますが、これより多くても少なくても、残便感がなくスッキリとしていれば便秘ではないとされています。
「排便」の仕組み
食べてから排便までの流れを簡単にご説明します。
食べ物を口から摂取すると、口や胃、十二指腸から分泌される液によって溶かされ消化が始まります。十二指腸では胆のうから送られる胆汁も混ざり、この成分によって便は褐色になると考えられています。
消化された食べ物はそのまま小腸に送られ、栄養素を吸収し残骸が大腸へと送られます。大腸でさらに水分が吸収され、その残りカスが「便」となり、直腸へと送られます。
直腸はそのまま肛門へと繋がっている臓器で、ここに便が到達すると脳に「便意」として信号が送られます。
この便意を感じると、肛門の筋肉の中で自分の意思では動かせない「内肛門括約筋」が緩みます。自分の意思で動かせる「外肛門括約筋」は締まったままなので、適切なタイミングでトイレに行き、便を出そうといきむことで排便することができます。
「排便」の例文・用例
排便を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●患者さんの排便コントロールはとても大切です。
●排便が正常に行われているかチェックしましょう。
SNSでの「排便」の使われ方
「排便」の類義語
排便の類義語は、「排尿」です。
尿を排泄することをいいます。
「排便」の対義語・反意語
排便の対義語は「便秘」です。
便が適切に排泄されない状態で、排便障害の一種です。
何日も出なかったり、出ても量が少なく残便感がある場合を指します。