「踏み絵」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「踏み絵」の意味とは
踏み絵とは、「絵踏」のために描かれた、イエス・キリストや聖母マリアの絵や木版、銅板という意味です。
踏み絵を踏むことで、キリスト教に対しての信仰心がないことを示します。
現代のビジネスシーンでも、シチュエーションを変えて使われる言葉です。
例えば、アメリカと中国と言う大国のうちのどちらについてビジネスを行うかを迫られれば、日本は選択しない方の国とのビジネスを見直さざるを得ないでしょう。
また、普段から上司が信念として部下に語っていることが、顧客ともめた際にも貫き通せるかどうかで、部下の気持ちが自分から離れて行ってしまうことがあります。
また単身赴任を迫られた時にも、自社に対しての忠誠心を試されているのかもしれません。
「踏み絵」と「絵踏」の違い
「踏み絵」とは、キリシタンかどうかの見極めのために踏ませる絵そのもののを言います。
「絵踏」とは、その踏み絵を踏ませて、キリシタンかどうかを確認する手法のことです。
本来の意味の「踏み絵」と「絵踏」
踏み絵とは、江戸時代の長崎で始まった、相手がキリシタンではないかを確認するための行為です。
1589年、宣教師であるフランシスコ・ザビエルがやって来たことで、日本国内にキリスト教が広く知れ渡り、信者が生まれました。
しかし豊臣秀吉はこれに強い危機感を覚え、1587年にキリスト教の宣教を広められないよう、制限を付けた条例を作りました。
そこで、イエス・キリストや聖母マリアが描かれている絵を踏ませることで、その人がキリスト教信者かどうかを見極めることにしたのです。
その後、1612年になると、徳川家康によって「キリシタン禁令」が発令されましたが、最終的に開国するときには廃止されました。
「踏み絵」の例文・用例
踏み絵を使った例文・用例を紹介します。
●いまだに、ほかの教祖の写真を踏み絵に使っている宗教があるらしい。
●これが踏み絵に使われていた銅板です。
SNSでの「踏み絵」の使われ方
「踏み絵」の類義語
踏み絵の類義語はありませんでした。
「踏み絵」の対義語・反意語
踏み絵の対義語・反意語はありませんでした。