「居抜き」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「居抜き」の意味とは

居抜きとは、前に使っていたテナントが使っていた設備や什器、家具などがついたままで、賃貸借もしくは売買されるという意味です。

 

通常、借主が貸主店舗を返却する場合、借主が自分で物件に取り付けたものは全て撤去し、何もない空の状態の物件に戻さなければなりません。
しかし、貸主のOKが得られれば、借主は設備や内装をそのまま残して後継者に引き渡すことが可能です。
この物件の引き渡し方法が「居抜き」であり、居抜きで引き渡しを行う物件を「居抜き物件」と表現します。
なお、居抜き物件の中には「厨房だけあります」「壁、床、天井だけあります」などの「一部居抜き」もあります。

「居抜き」のメリット

居抜きで物件を購入、または借りる場合、すでについている設備をそのまま利用できるため、初期費用を抑え、営業が早期に開始できるメリットがあります。
また、物件を売却、または貸す人にとっても、空室のリスクを軽減し、後継者のリーシングをしやすくなります。

「居抜き」のデメリット

しかし一方で、設備などが残っていることにより、ある程度店内のレイアウトが決まっていることで、イメージに沿った内装をしにくい点があります。
また、居抜き物件の中には、経営不振で撤退したケースも少なくありません。
そうした場合は周囲にも良くないイメージが浸透していることがあり、開業後もマイナスイメージに影響される場合があるので注意が必要です。

「居抜き」の例文・用例

居抜きを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●この前まで天ぷら屋さんだった店、閉店したと思ったら居抜きでまた天ぷら屋さんになったみたいね。
●大手スーパーの居抜きで市役所が入ったんだって。

SNSでの「居抜き」の使われ方

「居抜き」の類義語

居抜きの類義語はありませんでした。

「居抜き」の対義語・反意語

居抜きの対義語・反意語はありませんでした。

一般用語

Posted by 伊藤優依