「蕎麦屋の出前」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「蕎麦屋の出前」の意味とは
蕎麦屋の出前とは、「あてにならないことを言う」「いい加減なことを言う」という意味です。
昭和の時代は、出前と言えば蕎麦屋でした。
しかし、交通事情や店の混雑で、注文してもいつ届くかわからないことも多かったのです。
催促の電話がかかって来ても、まだ店で茹ででもいないのに「今店を出ました」などと信用ならない返事をしていたことから、信用ならないことを指す慣用句として使われるようになりました。
ビジネスでは、プロジェクトの進捗が芳しくない時に状況確認をしたところ、着手していない状態にもかかわらず「今やっています」など、嘘で取り繕う時の慣用句です。
しかし、言葉の中には「蕎麦屋の出前」と皮肉を言って、追及はあまりしない、相手の事情を汲んだニュアンスも含まれています。
やむを得ない事情があるかもしれないと、相手の状況を察することも、社会では必要な対応なのです。
「蕎麦屋の出前」のシチュエーション
例えば、注文した商品がいつになっても届かないので、お店に確認の電話を入れたとします。
実はお店は、注文のことをすっかり忘れていたのですが、それを正直に言うことはできません。
そこで、「先ほど発送しましたので、今しばらくお待ちください」などと、言い訳をし、電話を切った後に、慌てて発送準備を行うのです。
注文した人は状況に気づき、「まるで蕎麦屋の出前だ」と思うでしょう。
「蕎麦屋の出前」の例文・用例
蕎麦屋の出前を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●「今朝発送しました」って言うけど、蕎麦屋の出前じゃないんだから……。
●やってますやってますって、蕎麦屋の出前もいいところだな。
SNSでの「蕎麦屋の出前」の使われ方
「蕎麦屋の出前」の類義語
蕎麦屋の出前の類義語はありませんでした。
「蕎麦屋の出前」の対義語・反意語
蕎麦屋の出前の対義語・反意語はありませんでした。