「重複」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「重複」の意味とは
重複とは、同じ事が2回以上、重なること、または同じ物が2つ以上、存在することという意味です。
主に1回(または1つ)で十分な物事が無意味に重なってしまうようなケースで用いられます。
例えば、すでに持っている巻の漫画を、新作と誤って2冊目を購入してしまった場合などです。
全く同じ内容の漫画を持っていても(布教用やコレクション用に購入するなどの別の意図が無い限り)意味がないため、「漫画を重複して買ってしまった」などとネガティブに言い表されます。
また、「腹痛が痛い」「馬に乗馬する」というように、同じ言葉を繰り返すことを「重複表現(重言・二重表現)」といい、一般的に不適切な日本語として認識されています。
逆に、金銭など同じものをたくさん所有すればするほど価値が増したり、反復練習など同じことを繰り返すことに意味がある物事に関して、重複という表現はあまり使用されません。
重複の本来の読みは「ちょうふく」ですが「じゅうふく」と読む人が増えていることで、どちらでも問題無いとされています。
ちなみに、文化庁が平成15年に行った世論調査では「ちょうふく」と読む人が20.0%、「じゅうふく」が76.1%という結果が出ています。
「重複」の使い方
重複は「~する」と一緒に用いられやすいです。
例えば「予約を重複して申し込んでしまった」「ここの文章、意味が重複しているよ」というふうに使用します。
また、「重複構文」「重複課税」「重複遺伝子」など、他の名詞とセットとなる複合語として用いられるケースも多いです。
ゲーム用語における「重複」
一般的な言葉としての重複には、「2回(2つ)以上は無駄」というニュアンスが含まれています。
しかし、ゲームにおいて重複は、上記の条件から外れることが多いです。
ゲーム用語としての重複は、複数回行うことで効果が累積されることを指し、同じ補助魔法やアイテムを使用しても無駄になりません。
ただし、ゲームによっては重複を一般的な用法で表記しているケースもあり、混乱を招く用語として知られています。
「重複」の例文・用例
重複を使った例文・用例を紹介します。
●重複課税が是正されるよう市民に訴えかけよう。
●同じ商品を重複して発注してしまい店長に怒られた。
SNSでの「重複」の使われ方
「重複」の類義語
重複の類義語は、「反復」「ダブり」「カブり」です。
反復(反復)は、重複と同様に同じ物事を繰り返すことを意味しますが、反復によって意味や価値があるシーンでも用いられます。
「ダブり」「カブり」は重複と同じ意味で「2回(2つ)以上は無駄」な文脈で用いられます。
ダブりは英語の「double」、カブりは日本語の「被る」を由来とします。
「重複」の対義語・反意語
重複の対義語・反意語はありませんでした。