「バイトテロ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「バイトテロ」の意味とは
バイトテロとは、飲食店や小売店のアルバイト従業員が、店舗の商品などを使ってイタズラをする写真や動画をSNSに投稿し、炎上する一連の行為という意味です。
「バイトテロ」の由来
バイトテロは「アルバイトによるテロ行為」という表現の略称です。
これは、2013年にニュースサイト「秒刊SUNDAY」が掲載したのが発祥だとされています。元々、飲食店などのアルバイト従業員が勤務先店舗の商品や什器を使って悪ふざけをし、TwitterをはじめとしたSNSにその様子を投稿する行為は「バカッター」とも呼ばれていました。これは「バイトテロ」に当たる行為以外にも、個人や所属団体が特定できるような無防備な状態で犯罪行為自慢をしたり、過激な投稿をしたりする様子の総称として使われる言葉です。
アルバイト(ないし正規・非正規問わず従業員)によって特に店舗が特定できる状態で、見た人が不快に思うような行為が投稿されると、ほぼ確実に炎上しその矛先は「従業員の教育や管理はどうなっているのか」という名目で店舗の運営会社に向かいます。
そこからその店舗及び関連会社のイメージダウン、場合によっては返金や謝罪、ひどいケースでは店舗の休業や閉鎖、それに伴う損害賠償などが発生することも考えられるため、実際にはほんのイタズラ心だったとしても会社にとっては「テロ行為」に匹敵するほどのダメージがあります。
「バイトテロ」の概要
言葉の発祥は2013年頃ですが、2007年に吉野家の厨房で「テラ豚丼」という注文されていない大盛りの豚丼を勝手に作成し、その様子をニコニコ動画に投稿した行為が「バイトテロ」の走りだとされています。特にこのケースでは、使用した豚肉を再び鍋に戻したと追記されたことが「不衛生だ」とさらに炎上を加速させました。
2013年は特にバイトテロの報道が多く、ローソンの店員による商品の入ったアイスケースの中に寝そべる写真の投稿は、問題の店舗のフランチャイズ契約を解除するまでに至りました。
特に大きく報道されるのは大手チェーンが多く、食品を扱っている場所で不衛生な行為を映した投稿は不快感や不信感から炎上することが多いです。
今自分が手に取っている商品も裏ではこの写真や動画のように雑に扱われていたり、衛生面の管理がされていないのではないか、という不信感を生むため、企業へのイメージダウンは免れない行為として、現在でも社会問題のひとつとなっています。
「バイトテロ」の例文・用例
バイトテロを使った例文・用例を紹介します。
●うわ~何この写真、バイトテロじゃん。
●あの店バイトテロがあったから臨時の研修で休業してるみたいだよ。
SNSでの「バイトテロ」の使われ方
「バイトテロ」の類義語
バイトテロの類義語は、「バカッター」です。
「バカ」と「Twitter(ツイッター)」の合成語で、個人情報などが特定できてしまうような状態で犯罪行為や過激な言動をTwitterなどのSNSに投稿することをこのように呼びます。「バイトテロ」も「バカッター」の中のひとつの行為とされています。
「バイトテロ」の対義語・反意語
バイトテロの対義語・反意語はありませんでした。