「チラ裏」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「チラ裏」の意味とは
チラ裏とは、チラシの裏にでも書いてろという意味です。
こちらのチラ裏という言葉は、ネットの掲示板より誕生した言葉となっています。そのため、分類としてはネットスラングの一種です。
意味にあたる「チラシの裏にでも書いてろ」とは、ネット上やそれ以外でも使われるネガティブな揶揄の言葉となっています。
この後意味を言い換えると、「そんな落書きのような意見は、チラシの裏にでも勝手に書いていればいいだろう」です。
皆さんも子どもの頃や、子どもと遊ぶ時にチラシの裏に落書きをしたりした方も多いかと思います。
つまりチラ裏とは、チラシの裏に書く程度のレベルの書き込みや意見のことを、批判するための言葉なのです。ネガティブであり、批判や揶揄をするための言葉と認識してください。
「チラ裏」の語源
チラ裏の語源は、ネットに書き込まれたコメントのコピペです。
ネット上であるコメントに対して批判的に、「ここはお前の日記帳じゃないんだ、チラシの裏にでも書いてろ、な?」というレスをした方がいました。
このレスがコピペとして使い回され、その後に略語となり「チラ裏」という単語が誕生しました。
元となったレスも「誰もが見られるインターネットに、こどもの落書きレベルの投稿をするな」という意見で、罵るために書き込まれたものだと思われます。
そのため、チラ裏という単語にもネガティブなニュアンスが含まれるのです。
「チラ裏」の誕生した時代背景
チラ裏は、割と古くに誕生した単語です。それは今ほどは、インターネットが普及していなかった時代でした。
スマホやタブレットなどのモバイルデバイスは普及しておらず、パソコンによるネット上の交流がほとんどでした。
そのためインターネット上です見れる情報というものが、今以上に有益なものとされていたのです。
自分にとって有益な情報を探すための主な場が、インターネット上という時代でした。
そんな中で短い無駄な書き込みや、自分語りはただただ邪魔なものであり、悪芽立ちをするものだったのです。
会話の流れを遮ったり、有益な情報交換を邪魔したりする書き込みは、「チラ裏」と呼ばれ忌み嫌われていました。
ネガティブなチラ裏という単語ですが、当時の時代背景まで考えれば、その使用は自然なものだったとも考えられます。
「チラ裏」の例文・用例
チラ裏を使った例文・用例を紹介します。
●自分語りの稚拙な書き込みにはチラ裏 という他ないな。
●ちょっと聞いて欲しいんだけど。もしチラ裏 だったらすまんだけど…。
SNSでの「チラ裏」の使われ方
「チラ裏」の類義語
チラ裏の類義語は、「路傍の石」です。
意味は、その辺の道に落ちている石のように、存在感がないものです。
その辺に落ちている何の変哲も無い石なので、価値の無いという様子を表しています。
チラ裏も価値の無いコメントなどに対して使われる言葉ですので、類義語にはこよ路傍の石が当てはまります。
この他にも同じく価値の無い様を表す、「箸にも棒にもかからない」などが挙げられるでしょう。
ただしチラ裏に関してのみ、ネット上での書き込みや人の意見などの限定的な対象に使われます。同じ「価値の無いこと」の意味の類義語でも、対象物に限定があるかどうかに注意が必要です。
「チラ裏」の対義語・反意語
チラ裏の対義語は、「有意義」です。
意味は、ものなどに対して価値があること、意味を持った表現であることです。
チラ裏が価値の無い、または意味の無い意見や書き込みに対して使われる言葉です。そのため価値や、意味を持っている様を表す有意義がチラ裏の対義語として挙げられます。