「誰得」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「誰得」の意味とは
誰得とは、誰が得するんだよ?という意味です。
誰得は意味の「誰が得するんだよ?」の、そのままの略語でもあります。
一般の解釈では理解しかねるような、極めてニッチな好きな人だけが喜びそうな情報を聞いた(見た)時に使います。
「そんなこと(情報)で、誰が得するんだよ?」というニュアンスを、略語として「誰得?」として表現します。
「誰得」の語源
誰得の語源は、上記の通りで「誰が得するんだよ?」の略語です。
誰得が誕生したのはネット掲示板の2ちゃんねるでした。
初出は2005年のとある2ちゃんねるのスレッドで、対象となるスレッドを立てた直後に「だれが得するんだよこのスレは」と、否定的なレスが付いたことに由来しています。
その後に「誰が得するんだよこのスレは」が徐々に広がっていき、いつか現在の略語である「誰得」という言葉が広く使われるようになったのです。
誰得という言葉は、意味から考えれば否定的な言葉となります。本来であれば否定的な言葉というものは、使いにくい側面を持つ言葉です。
しかし「誰得」として略し、ネットスラングとすることで使いやすさを言葉に与えたのです。
ユーモアな雰囲気を与えて、掲示板上などではあたかもテンプレートのようにすることで使い勝手をよくしました。
若者が好むネットスラングにありがちな典型の発展の仕方ですが、「誰得」もこれに漏れることなく当てはまる若者が好んで使うネットスラングと言えるでしょう。
「誰得」の派生語について
誰得は、使い勝手の良さから、いくつか派生語が出ている単語です。派生語では主に、「得」がかかってくる人物やものに変化があります。
例えば「俺得」という単語があります。
これは「誰得」が「誰が得するんだよ」の意味に対して、「俺得」は「俺にとって得がある」という意味です。
このように会話やSNSないのレスなどで、対象となる人物を変えて「〇〇得」といったいった派生系としての使われ方が、頻繁に見受けられるのです。
本来の意味からは類義語には当たりませんが、ネットスラングの場合だとこのように、響きや雰囲気による派生語というのはしばしば見られる現象となっています。
「誰得」の例文・用例
誰得を使った例文・用例を紹介します。
●今回のイベントって、正直言って斬新すぎて誰得 感しかなかったよな?。
●抜き打ちでテストとか洒落にならん。ぶっちゃけ誰得 だよ、コレ。
SNSでの「誰得」の使われ方
「誰得」の類義語
誰得の類義語は、「無価値」です。
意味は、対象となるものに価値がないことです。
誰得の意味が「誰が得するんだよ?」である以上、誰得とされている対象には価値がないことを示す否定的な言葉です。
そのため誰得とは価値のないことを表す言葉であり、類義語には無価値という言葉が当てはまってきます。
「誰得」の対義語・反意語
誰得の対義語は、「有意義」です。
意味は、価値あるものやそういった様です。
誰得は否定的な、価値の無いことを示す言葉でした。
つまりその対義語や反対語には、価値があることを示す言葉が当てはまります。中でも広範囲を対象に、価値があることを示せる有意義という言葉が対義語として当てはまるでしょう。
価値があることを表すこの言葉は、誰得の対義語として挙げることができる単語です。