「ファビョる」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-03-15

「ファビョる」の意味

ファビョるとは、顔を真っ赤にして怒り狂うという意味で、主に韓国人に対して使われる言葉です。

派生語に「ファビョーん」があります。

「ファビョる」の語源

ファビョるの語源は、「火病(ひびょう、ファビョン)」という朝鮮人の病状を表す言葉です。

火病は、怒りなどの感情を我慢して溜め込む事によって起こるストレス性の障害です。症状には呼吸困難、睡眠障害や食欲減退、頭痛、下痢や便秘などがあります。

そして「ファビョる」は、その「ファビョン」を動詞の形にしてできた言葉です。

火病の社会背景

韓国では伝統的、文化的に家族の調和と安定を重んじるあまり、怒りは抑え、胸の奥に溜め込むべきだとされているため、怒りが塊となって、胸や喉を圧迫していると信じられています。

火病の発病理由としては、配偶者の浮気、嫁姑問題、子供の非行など家庭内の問題が多いです。

かつては、患者の80%以上が女性、40代〜50代の女性が多いと言われていたことから、封建的な家庭内で我慢を強いられてきた女性が、そのストレスに耐え切れずに起こすものと解釈されていました。

封建的な韓国の家とはどんなものでしょうか。女子は生まれても、家族の一員とは数えられない、男子を産まない母親は家を追い出されるなどの例があります。

しかし、最近は職場のストレスなどの理由から、男性患者も増えています。

「ファビョる」の使用上の注意

ファビョるはネット上で、韓国人が狂ったように怒る様子を表す言葉として定着しています。文化的なもので怒りをあらわにしやすいので、「韓国人が怒った=ファビョる」と、侮辱している言葉になります。

また、韓国人に限らず、他人が顔を真っ赤にして怒っている様子を、「ファビョる」と揶揄することもあります。

使用上の注意は、本来の「火病」に関係なく使われているという認識と、他者を不快にさせることがあるという認識です。

「ファビョる」普及の背景

ファビョるはネット掲示板2ちゃんねるの「ハングル板」 で繰り返し紹介されたことにより広まりました

最初は、度が過ぎた韓国などの反日運動の様子や、日本の掲示板などで反日発言をする人たちが議論でやり込められた時の反応を直接的に指す言葉でした。

どんな反応でしょうか。論理的・客観的な反論ができず、感情的な罵声や罵倒、威嚇や恫喝だけで押し切ろうとする反応です。

段々と「韓国人が怒った=ファビョる」との広義の意味を持って使われるようになり、2002年頃から、朝鮮人に限らず、逆切れして見苦しい反論を繰り返す人やその怒りの様子を指す言葉として使われるようになりました。

「ファビョる」の例文・用例

ファビョるを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●ほんとによくファビョる
●すぐにファビョるから気を付けろ!

「ファビョる」のSNSでの使われ方

「ファビョる」の類義語

ファビョるの類義語は「プッツンする」です。
「ブッツンする」とは 、本気で怒ること、怒りで我を忘れる様子を表す言葉です。

「ファビョる」の対義語・反対語

ファビョるの対義語・反対語はありませんでした。